中華アンプSMSL SA-50とONKYO A-909Xの比較


中華アンプとONKYOアンプの比較

ずっと気になっていたことを比較したいと思う。

中華アンプとONKYOの古いアンプの音質比較だ。

中華アンプはD級デジタルアンプだ。一方、ONKYOの古いアンプは、AB級アンプだ。

中華アンプ:SMSL SA-50

ONKYOアンプ:A-909X

中華アンプ SMSL SA-50

Amazonで8千円程度の価格で購入した。

この小さな筐体で50W×2の出力を持つ、D級デジタルアンプだ。

アルミの削り出しボディーが格好良い。
電源ボタンとボリュームのみという非常にシンプルなアンプだ。

Tripath社のTA2020というD級デジタルアンプのICを使った自作アンプをずっと使ってきたが、だいぶ古くなり、火事が怖くなってきたので、市販品を使うことにしたのが、購入のきっかけだ。

■音質主観評価

音質はとてもクリア。解像度が、高い。
特に、中域〜広域にかけての解像度が高く、綺羅びやかな音と言える。

また、全体的に音に迫力があり、元気な感じがする。

一方で、低音は少し量感に乏しく、もう少し太さや定位が欲しいという印象。

総論としては、癖が無く、フラットな印象。

STMのTDA7492というICが使われており、高級アンプにも匹敵する迫力、かつ、クリアな音が鳴ると、Web上のレビューでも良く目にする。

また、さすがD級アンプで、エコワットで計測してみると、消費電力は1〜2W程度であった。これであれば、24時間付けっぱなしでも問題ない。

ONKYOのアナログアンプ A-909X

ONKYOのコンパクトコンポに、INTEC 205 Seriesというものがあり、205mmという横幅にも関わらず、なかなか良い音が鳴ると評判のシリーズだ。

その中でも、A-909Xというリミテッド仕様のプリメインアンプがある。

定価は4万円ほどするが、今回ヤフオクで破格の6,900円で落札した。

リミテッド仕様であるA-909Xは、他のA-905等のプリメインアンプと異なり、以下の豪華な仕様となっている。

●金メッキピン端子
●剛性と制振性に優れたDuPont CORIAN インシュレーター
●音質向上を最優先したカスタムタイプのオーディオ専用コンデンサー

入力は6つまで対応しており、RCA端子で入力する。
出力は、スピーカー端子(バナナプラグ対応)とSUBWOOREF PRE OUTを持っている。

29W×2の出力だ。

また、ボリュームがモータードライブボリュームになっており、リモコンでボリュームを変更しても、メカニカルに実際にボリュームが回転するようになっている。
これはおもしろい。

■音質主観評価

音の傾向としては、A-909Xはアナログアンプの特徴である「まろやかさ」があり、聞いていて疲れない。全体的に迫力があると言える。また、ボーカルの声が艶っぽく聞こえる。

特に、ピアノの音が良く、古いバーに置いてある使い込まれたグランドピアノで演奏しているような、暖かな音だ。

一方で、中華アンプと比較すると、音のクリアさや解像度は劣ってしまう。クリアさや解像度を求めるならば、中華アンプの方が良い。

特筆すべきは、ACOUSTIC PRESENCEという低音ブーストをONにした時の低音の量感と迫力だ。
心臓に迫るような低音を出すことができる。
この低音には圧巻だ。
自分のスピーカーがこんなにも重低音を出せたのかと驚くほど、低音が出る。

個人的な好みとしては、暖かな音が好きなので、このA-909Xの方が好みだ。
また、低音の迫力が決定打となった。

中華アンプも悪くないが、しばらくはA-909Xを使っていこうと思う。