CB缶からOD缶へガスの詰め替え
キャンプに欠かせないのがシングルバーナーだ。
ちょっとコーヒーやココアを飲んだり、ご飯を炊いたり、料理をしたりと、温かいものを飲み食いしてキャンプの質をグンと向上させることができる必須アイテムと言えるだろう。
シングルバーナーを持ってないなんて、モグリだ!と言っても過言ではないのではないか。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) キャンプ 登山用 バーナー オーリック 小型 ガスバーナー コンロM-7900
シングルバーナーはOD缶用のものがほとんど。
OD缶はけっこう値段が高いので、「火力をケチる」なんてそんな寂しい事態になる訳である。
私の場合は、煮えたぎったお湯にするまでガスを使うのが勿体無いと思い、硬いインスタントラーメンを食べるような事になっていた訳である。
(みなさんもそうだと信じたい)
しかし!なんとCB缶のガスを簡単にOD缶へ詰め替える方法を仕入れたので、共有しちゃいたいと思う!
OD缶とCB缶とは
OD缶とCB缶ってなに?って人もいると思うので、簡単な解説を書こう。
OD缶
OD缶はOut Doorの略で、持ち運び性と火力を重視したガス缶だ。メリットばかりだが、値段が高いのが難点。
こんな↓形でお馴染みのガス缶だ。まさかOut Doorという安直な名前の略だとは思っていなかった。
[OD缶のメリット]
・小さい(持ち運びに便利)
・バーナーの種類が豊富
・火力が安定、耐寒性が高い(冬寒くても大丈夫)
(理由は、液化ブタンに加え、沸点が低い液化プロパンと液化イソブタンも使われているから、寒い場所でもガス圧が低下せず、使い続けて缶が冷たくなっても、ガス圧が低下しない)
[OD缶のデメリット]
・価格が高い
・コンビニで売っていない(急遽現地で調達することがほぼできない)
CB缶
CB缶はカセットボンベ(Cassette Bomb)の略で、コンビニや100円均一でも手に入り、1本100円程度と値段がとても安いのが特徴。
こんな↓形でお馴染みの鍋の季節によく使うガス缶だ。
[CB缶のメリット]
・価格が安い
・どこでも買える(コンビニや100円均一に売ってる)
[CB缶のデメリット]
・少し細長くて大きい
・火力がOD缶と比較し不安定(液化ブタンが原材料)
CB缶からOD缶へのガス詰め替え方法
ここで、本題のCB缶からOD缶へのガス詰め替えについて紹介する。
その方法とは、こういう↓CB缶-OD缶へのガス詰替アダプタを利用する。
詰め替え方法はいたって簡単。
- (できればで良い)OD缶を冷凍庫で冷やしておく
(冷たいほうが空気は収縮するので、CB缶→OD缶へガスが移行しやすくなる) - CB缶にアダプタをセット(カチっとはめるだけ)
- CB缶にセットしたアダプタの上にOD缶を取り付け
(こんなふうに↓)
- アダプタのネジを緩めて、ガスをCB缶→OD缶へ移行させる
(シューと音がしてガスが移動しているのが分かる) - 「シュー」音がしなくなったら、アダプタを外す
たったこれだけだ。
250GのOD缶に、CD缶1本から、2回くらいガスを充填できる。
(CB缶1本は350G程度)
ザクッと計算すると、だいたい6個くらいOD缶を今後使う見通しがある場合は、CB缶から詰め替える方が以降安くなる。
[計算式]
250GのOD缶は安くても1個350円くらい。
対して、CB缶は1本100円。
アダプタ価格1800円 <(OD缶350円 – CB缶100円 / 2回) * n回
→この等式を満たす最小のn=6回
これであなたも、キャンプでじゃんじゃん火力を使うことができますぞ!
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