デッドニング で静音化・高音質化(テスラ モデル3)

テスラモデル3をデッドニング

「デッドニング」とは、車の鉄板に制振材を貼ったり、隙間に吸音材を入れたりすることで、車の静音性を向上させることだ。

英語では「sound proofing」で検索をかけると、デッドニング 関連の記事がよくhitする。

私は以前にハリアー2代目を所有しており、この記事に書いたように、ホームセンターに売られている素材でデッドニング をすると題してけっこう頑張ってデッドニング を施工した。かなり静かになったし、オーディオの音質も良くなって、「高級車では?」というくらい大満足な成果をあげた成功体験がある。(味を占めて、ホームセンターに売っていないものも使ってデッドニング をしていたが…)

今回、ハリアーからテスラ モデル3 2021年モデルへ乗り換えたのだが、あの成功体験が忘れられず、来る日も来る日もデッドニング の改造記事を見てしまう毎日。とうとう手を出してしまった。

最初に結論から

話が長いのは嫌われるので、まずは結論を書いてしまおう。

テスラモデル3へのデッドニング のおすすめ度を、施工の難易度と効果の指標によりまとめます。

(1)ドアやトランクの隙間(静音性:★★★★★、難易度:簡単)

(2)トランクルーム下(静音性:★★★★★、難易度:中)

(3)リアシート下(静音性:★★★★★、難易度:中)

(4)トランクルーム上(静音性:★★⭐︎⭐︎⭐︎、難易度:中)

(5)ボンネット(フランク)隙間(静音性:★★⭐︎⭐︎⭐︎、難易度:簡単)

これらのうち、(1)ドアやトランクの隙間、(2)トランクルーム下、(3)リアシート下は、効果絶大なので、とってもオススメ。

(4)トランクルーム上は、静音性は微妙だが、断熱性は効果ありなので、そういう意味ではオススメ。

(5)ボンネット(フランク)隙間は、静音性は風切り音に多少効果あり?という感じだが、フランクに雨が入らなくなるので、洗車が楽になるという意味でオススメ。

では、それぞれについて、日記的にDIYデッドニング 施工の模様と感想をつらつらと書いていきます。

(1)ドアやトランクの隙間のデッドニング

実は、ドアとドアの間や、ドアとボディの間には、隙間がある。一応純正でも隙間を埋めるためにゴムが付いているのだが、これを強化してしまうのがこの改造だ。

使うのは、音防止テープや、ドアモール、ウェザーストリップモールといった名称で売られている、こういった↓両面テープの付いたゴムを使う。

こういうものがAmazonで千円〜3千円くらいで売られているので、ポチりました。

100kmくらいのスピードを出して、風をビュンビュン切って走っているときに、こんなゴム1枚しか外界と隔たれていないと、当然外の音も入ってきますし、風切り音も聞こえてしまうわけです。

そこで、こういったゴムをドアの隙間に足して入れてあげることで、遮音してあげるというものです。

例えば、このドアの縦の隙間は、純正だと空きまくってる訳です。

ここを成敗します。めちゃくちゃわかりづらいと思いますが、こんな感じ↓で隙間にゴムテープを貼っていきます。

フロントドアとリアドアの間にもけっこうガッツリ隙間があいています↓

ここも、こうやって隙間を成敗します↓

他にも、ドアの周りをぐるっと一周隙間ゴムテープを貼ったりしました。

効果はテキメンで、外の音に対する遮音性が向上しますね。救急車のサイレンが全く聞こえないほどではないですが、トラックが隣を走っても、「サー」くらいの音しか聞こえなくなりました。

副次的な効果として、ドアを閉めた時に、テスラモデル3君はけっこうちゃっちい音が鳴るのですが、このゴムテープを貼ってからは、パタンからボムっという高級感のある音に変化しました。

あと、機密性が向上したようで、朝と夜の寒暖差が激しい時に、ドアを開けるとドアが吸い付いている(真空っぽう感じと言うのでしょうか)ようになる時があります。

あと、オーディオの低温がよく鳴るようになりました。これは嬉しい。

ドアだけでなく、フロントトランク(ボンネット)や、リアトランクにも隙間がけっこうあるので、ここにゴムテープを貼るのも良い。

フランクやトランクに貼るゴムテープは、静音性の効果と言うよりは、雨水が入らなくなるので、洗車が楽になるというメリットが大きい。

(2)トランクルーム下

お次はトランクルーム下だ。ここはテスラモデル3ユーザーにとっては、有名なデッドニング スポットではないだろうか。

まず、このトランクの下のカバーをガパッと外します。この時、プラスチックのクリップで留まっているのだが、このクリップが曲者だ。

クリップはプラスチックで2段構成になっているのだが、中央のピンを完全に引っ張ってしまうと外れないのだが、中途半端に挿さった状態にしておくと、あっさり抜ける。(クリップの写真を撮り忘れたので、こいつは何を言ってるんだという感じだと思うんですが、私も何を言っているんだろうと思っています。)

カバーを外すとこんな感じになる↓

あとは、このトランク下部のシートは、マジックテープで留まっているだけなので、ごっそり外します。

はい、鉄板のお出迎えです。

2021年の上海モデルになってから?は、テスラ君もかなり静音性には気を配っているようで、ブチルゴムをアルミテープ で挟んである所謂静音シートを、要所要所に贅沢に使ってありました。さすがテスラ君です。

しかし、結構貼り付けが甘いので、効果を高めるために、ゴシゴシして鉄板とブチルゴムがぴっちりと密着するように擦ると良いです。

そして、格安で購入した制振シートをふんだんに貼り付けます。

コツは、鉄板をコンコンと拳で叩いてみて、音がよく響くところに貼ると効果が高いです。

制振シートは、Amazonなどで小安区売られているので適当に購入。

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トランクの中もみっちりと貼ります。こうやって見ると、テスラ純正のブチルゴムシートの使い方はかなり贅沢ですよね。こんなに広い面積をドデーンと贅沢に貼ってあるので。

そして、重要なのがここ。トランクの奥(後部座席の近く)

ここには、下にモーター(ガソリン車で言うエンジン)があるので、ここに貼り付ける効果が高い。

しっかりゴシゴシしながら貼り付けましたとさ。

あとは、気持ち程度、断熱シートが余っていたので、断熱シートで覆っておきました。これで夏場や冬場のエアコン効率がUPすることを期待します。

さて、お待ちかねの効果についてですが、この部分のデッドニング は効果が高いです。

まず、駐車場から車を出した段階で、「あれ、めっちゃ静かになったな」と感じます。

後部からのロードノイズ がかなり小さくなります。また、バックの時のキーンと言うモーター音も小さくなります。

高級車に一歩近づいた感じですね。

(3)リアシート下

簡単な割に、効果が高いのでオススメのデッドニング スポットの第三弾は、リアシートの下だ。

工具不要でアクセスすることができる。

このちょうど運転席側と助手席側の座席の中央の下に、レバーがあるので、そのレバーを引っ張れば座席がガポっと外れるようになっている。

外すとこんな感じになる↓

この危険そうな装置は、充電器らしい。

ちなみに、座席を外す際に、リアシートのヒーターのためのコードが付いているので、これを外すことを忘れずに。

私は勢いよく引っ張りすぎで、このプラグを壊してしまいました。この2つに見えるプラグは、実は元々は1つだったのが割れて2つになりました。(これからは、別々に生きていこう)

ちなみに、オレンジ色のパーツは高圧危険の印らしいので触らないように気をつけましょう。

そしてお待ちかねの制振シートを、充電器の鉄板にペタペタと貼っていきます。いや、擬態語はゴシゴシか。

上から見えないところも、鉄板があれば貼っていきます。

これでもか!

座席シートの背中部分も貼れるところがあるのでペタペタゴシゴシ。

座席は、しっかり防音性のありそうなクッションが付いてました。

このリアシート下は、工具不要でアクセスできて簡単にデッドニング ができるのに、効果が高くてオススメです!

キーンと言うモーター音がほとんど聞こえなくなります。

あと、リアトランクのデッドニング と同様に、後部からのロードノイズ が小さくなります。静音性の観点でかなり効果が期待できるので、オススメ!

(4)トランクルーム上部

続いては、トランクルーム上部です。

ここ、純正だと鉄板剥き出しなんですよね、ポルシェを意識してるんでしょうか。

まずはここに、制振シートをペタペタ貼りまくります。

ここにも

ここにも

けっこう貼るスペースがいっぱいあって、やりがいがあります。

しかしながら、この部分を制振シートを貼ったまま剥き出しにすると、すごく剥き出し感が出ちゃうので、何かで覆いたいところ。

そんなことを思っていると、中国の格安ECサイトのアリエク(Aliexpress)で、素晴らしい商品が売られてました。

https://s.click.aliexpress.com/e/_onzBOPb (←アリエク商品ページへのリンク)

すごくないですか?これほぼ純正品ですよ、見た目が。なぜ純正はここのカバーが付いてないんでしょう?

この部分の効果は、正直ちょっと微妙ですね。

気持ち程度、後部からのロードノイズ が小さくなったかな?程度かもしれません。

ただ、遮熱効果、断熱効果はあるようで、強い日差しに当たっても、トランクルームが灼熱地獄になりづらくなったように思います。

気が向いたらやってみてくださいというモノ好き向けのカスタムですね。

(5)ボンネット(フランク)隙間

これまたアリエクですごいのを見つけちゃいました。これも純正品かと思うくらいにシンデレラフィットするので、装着すると気持ち良いです。

この、ワイパーが格納させている場所と、ボンネットとの間の隙間ですね。

https://s.click.aliexpress.com/e/_oFgCK7b (←アリエク商品へのリンク)

ここに、こういう隙間を埋めるためのパーツを取り付けます。

これが装着後。

分かりますかね?ボンネット側に付いてるんですが、純正品かと思うくらい馴染んでいるのでわかりづらいかと思います。

これも微妙な写真なんですが、このワイパー部分からフランク(フロントトランク)に空気や水が入らなくなります。

高速などで高速航行している時に、ボンネットを這う風が巻き込んでここに入るんですが、それを防ぐことができます。

空気抵抗的にかなりよさそうなんですが、体感としてはあんまり変わらないですね。静音性もあんまり変わりません。

ただ、雨が降った時に、ここからボンネットに水が入らなくなるので、洗車が楽になります。そういう意味ではめっちゃオススメです!

さいごに

いかがでしたでしょうか。

テスラ車のデッドニング は、全体的にかなり楽ですね。施工がやりやすいです。

ちょっとの工夫で、高級車ばりの静音性が手に入るので、ふらっとやってみてはいかがでしょうか?

せっかくBEV車でエンジン音が無くて静かなので、その効果を実感できると思います!

もしテスラ車を購入する際は、下記のリンクからぜひぜひお願いします!(デッドニング の記事を読んでくださっているということは、もうテスラ車を持ってらっしゃるとは思いますが)

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