はじめに
電源に混入するノイズ除去がしたくなってきた。
PCオーディオ環境だと近くにPCがあるので、電源ラインからのノイズ混入が頭を悩ませる。
実際に電源にノイズが入っているかは分からないが、脳内ではPCから出たノイズはバイ菌が繁殖するかのようにアンプにもUSB Audioにも入っていく。
そういうことで対策するに至ったのである。
材料
クワイエットラインといっても、AC100VとGND間にACコンデンサを挿入するだけである。
至って簡単であるが、AC100Vという危険な電圧を扱うので、失敗は許されない。
あくまでも自己責任で行わなければならない。
タカチのプラスチックケース SW65B ¥126
ACコンデンサ 1.5μF ¥378
スパークキラー S1205 ¥152
あとは、ACプラグ付きコード(¥168)だけだ。
製作
ACコンデンサとスパークキラーをAC100VとGNDの間にパラレルで挟むだけだ。
コンデンサで、電源に混入した高周波ノイズを逃がしてあげるのだ。
スパークキラーは買うつもりはなかったのだが、ふと目に留まって安価だったので買ってしまった。
コンデンサと抵抗が直列に接続された構造になっており、このCとRの時定数CRにより、スパークノイズなどの急激な電圧変化を抑制するものである。
回路にするとこんな感じ。
至ってシンプルな回路だ。
実際に配線するとこんな感じ。
タバコと同じくらいか、少し小さいくらいの大きさにできた。
蓋をするとこんな感じ。
本当にこんなものでノイズ除去できるのかなぁ。
感想
クワイエットラインを挿したり抜いたりすることによる音の変化をもって、感想にしたいと思う。
〜クワイエットラインを挿すと〜
・音の輪郭がはっきりする
・低音が安定する(ゆったりと聞いていられる)
〜クワイエットラインを抜くと〜
・音が乱雑になる
・低音がブボボボとなり、品が失われる
クワイエットラインを挿すことで、上品な音になるというのが率直な感想だ。
アンプやUSB Audioには直接的には関わらない部分をいじるだけで、こんなに音の印象が変わるのはおもしろい。
オーディオにおいて電源は大事なんだなぁ。
それにしても、ここ最近というもの、外出していると家が火事になってないか心配になる。
この心のノイズは取り除けないものだろうか…。
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