マフラーやタイコの錆対策!耐熱スプレーで安価に塗装する方法

ある車検でのできごと

とある車検でのこと。

整備士のおっちゃんから、こんな怖いことを言われた。

整備士
整備士

マフラーとタイコに錆が出ていますね

私

えっ

整備士
整備士

すぐにとは言いませんが、錆が広がると、マフラーやタイコに穴があきます。穴があいてしまったら、車検NGになるので、気をつけてくださいね。経過観察ですね

なんと怖いことを言ってくれるのですか。

「車検に通らない」というパワーワード。私は震え上がりました。

それからと言うもの、夜も眠れず、錆びたマフラーやタイコに追いかけ回されることになってしまいました(嘘です)。

しかし、放っておいても錆がひどくなるだけなので、重い腰をあげて、対策してみることにしました

まずは、現状チェック(どこまで錆が出ているか)

まずは、現状をチェックしてみることに。

まずは、最も大きなタイコから↓

マフラーの錆

いやぁ、残念ながら錆びてますね。

完全に錆びています。悲しい。

新潟へカニを食べに行った時に、思いっきり除雪剤まきまきの中央道を走ったし、釣りで海沿いに駐車することも多かったので、まぁ、仕方がないですよね。

こういうものは消耗品です。と思って、諦めることが重要。

タイコの前面のお顔はと言うと?↓

あ〜、錆びてますね。

こちらも、残念でした!

エンジン(エキマニ)につながる金属の筒は、まだ錆びてませんでした。セーフ!

タイコのリア側はというと…↓

うーん、微妙に錆びてるかな?くらいですね。ギリギリアウト!

マフラーは、意外にもほとんど錆びていませんでした。セーフ!
マフラー強い子!

こうやって見ると、タイコのリア側もガッツリ錆びてましたね。写真の写り具合だったようです。

マフラー接合部は、ギリギリセーフかな?

マフラーを吊っている金具は、錆がひどい!でも、ここはめちゃくちゃ錆びても、切れることはないだろうから、しばらく経過観察を決め込みましょう(←めんどくさいだけですが)

こんな感じでした。

マフラー・タイコの錆対策

マフラーやタイコの錆対策は、「耐熱スプレーを塗布する」の一択です。

コーナンやオートバックスで耐熱スプレーを探すとありましたが、概してけっこう高価なものしか売られていなかったので、結局Amazonで購入。

この、KUREの耐熱ペイントコートが安くてオススメ。

マフラーやエンジン回りなど高温になるパーツに塗ることで、サビや腐食の発生を防ぎます。

https://www.kure.com/product/k1064/

KUREの公式ページにも、「マフラー」という言葉が明記されていて安心です。

600℃まで耐えることができるらしい。
マフラーは600℃という高温にはならないので大丈夫!

なお、この耐熱スプレーは、200℃で1時間焼くと、さらに塗装が硬化して長持ちするらしいです。
しかし、マフラーはそこまで高音にならないので、まぁ焼きによる硬化は無理でしょうね。

(ブログを漁っていると、IHクッキングヒーターでマフラーを焼いている人がいて笑いました)

マフラー・タイコに耐熱スプレーを塗布する

マフラー・タイコに耐熱スプレーを塗布する訳だが、本当はマフラーやタイコを車から外してから、塗装したほうがキレイに仕上がる。

しかし、これはめちゃくちゃ面倒くさい。

という訳で、ズボラな私は、マフラーもタイコも車から外さずに、ジャッキアップすらもせずに、塗装することにした。

さっそく耐熱スプレーを塗布したいところだが、まずはやらなければならないことがある。

それは、ヤスリ(耐水ペーパ)で、錆を粗方落とすことだ。

面倒だが、錆をできるかぎり落としておいたほうが、塗装がポロポロと剥がれたりしづらく、長持ちする。また、錆の侵食を予防することともできる。

耐水ペーパで擦ると、こんなに錆が取れた↓

次に、油分が付着していると、塗料が浮いてしまうので、シリコンオフ(油膜取り)を塗布するか、中性洗剤で洗うことをオススメする

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まぁ、私は面倒だったんで、脱脂はしなかった。

ヤスリでコシコシしたら、油分も取れているだろうという、希望的感覚に従ったまでだ。

さて、マフラー・タイコを外さずに塗装するので、マスキングを行う

余っていた新聞紙を適当に被せて、マスキングテープで留めた。

さて、ようやく塗装だ。
こういう丁寧な下準備って苦手なんですよね。

いきなりドリャーっとスプレーしたい訳です(気持ちは)。

ということで、耐熱スプレーをやっと塗布しました。

なるべく、薄く薄く、回数を分けて塗布すると良いです。
その方が、キレイに仕上がりますし、塗料も乾きやすいので、剥がれづらくなります。

まぁ、私はいきなり大量に塗布して、液ダレしました。
見えない部分だと、大雑把になりますよね。
厚く塗った方が、錆びないイメージもありますし。

良い子のみんなは、マネしちゃだめだよ!

結局、3回塗り重ねしました。
大着したので、液ダレ等のハプニングもありましたが、割とキレイに塗れました。

マフラーの錆対策

KUREのスプレーが優秀なんでしょうね。

タイヤのホイールを、マッドブラックに塗装した経験もありますが、マッドブラックの塗装は失敗が少なくて良いですね。
キレイに仕上がります。

腹の下が黒くなると、なんかちょっとカッコよくなりますね。見えませんが。

塗装を乾かすために、近くのスーパーマーケットまで行ってきました。

そんなスーパーマーケットのSEIYUのめちゃくちゃ駐車場の路面状態が悪くて、まさかの砂利の駐車場だったので笑いました。
なぜ乾きが甘いマフラーを乾かすために来ているのに、風で巻き上げられた砂利を晒さなければならないのか!

という記念でパシャり↓

今回は、タイコを耐熱スプレーで塗装したんですが、精神衛生の問題が解決されて、めちゃくちゃ気分良くビールが飲めるようになりました。

こういうのって大事ですよね。

そして、タイコが耐熱塗装でコーティングされたので、マフラーの排気温度も上がった?ような気がして、私の脳内では、排気効率もグングン上昇しています。

こういうことを妄想するのも、楽しいですよね。え?私だけですか?

今回、こうやってマフラー・タイコの錆対策をやってみましたが、私のような雪にも海にもそこまで接点が無い人にとっては、日曜日のDIY程度で対策できますが、雪国や海沿いに住んでる人は、錆対策たいへんなんでしょうね…

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