ある車検でのできごと
とある車検でのこと。
整備士のおっちゃんから、こんな怖いことを言われた。
![整備士](https://blog.bnikka.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/ojisan.png)
マフラーとタイコに錆が出ていますね
![私](https://blog.bnikka.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/man.png)
えっ
![整備士](https://blog.bnikka.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/ojisan.png)
すぐにとは言いませんが、錆が広がると、マフラーやタイコに穴があきます。穴があいてしまったら、車検NGになるので、気をつけてくださいね。経過観察ですね
なんと怖いことを言ってくれるのですか。
「車検に通らない」というパワーワード。私は震え上がりました。
それからと言うもの、夜も眠れず、錆びたマフラーやタイコに追いかけ回されることになってしまいました(嘘です)。
しかし、放っておいても錆がひどくなるだけなので、重い腰をあげて、対策してみることにしました
まずは、現状チェック(どこまで錆が出ているか)
まずは、現状をチェックしてみることに。
まずは、最も大きなタイコから↓
![マフラーの錆](https://blog.bnikka.com/wp-content/uploads/2023/01/IMG_4700-700x525.jpg)
いやぁ、残念ながら錆びてますね。
完全に錆びています。悲しい。
新潟へカニを食べに行った時に、思いっきり除雪剤まきまきの中央道を走ったし、釣りで海沿いに駐車することも多かったので、まぁ、仕方がないですよね。
こういうものは消耗品です。と思って、諦めることが重要。
タイコの前面のお顔はと言うと?↓
![](https://blog.bnikka.com/wp-content/uploads/2023/01/IMG_4701-700x525.jpg)
あ〜、錆びてますね。
こちらも、残念でした!
エンジン(エキマニ)につながる金属の筒は、まだ錆びてませんでした。セーフ!
タイコのリア側はというと…↓
![](https://blog.bnikka.com/wp-content/uploads/2023/01/IMG_4702-700x525.jpg)
うーん、微妙に錆びてるかな?くらいですね。ギリギリアウト!
マフラーは、意外にもほとんど錆びていませんでした。セーフ!
マフラー強い子!
![](https://blog.bnikka.com/wp-content/uploads/2023/01/IMG_4695-525x700.jpg)
こうやって見ると、タイコのリア側もガッツリ錆びてましたね。写真の写り具合だったようです。
マフラー接合部は、ギリギリセーフかな?
![](https://blog.bnikka.com/wp-content/uploads/2023/01/IMG_4694-525x700.jpg)
マフラーを吊っている金具は、錆がひどい!でも、ここはめちゃくちゃ錆びても、切れることはないだろうから、しばらく経過観察を決め込みましょう(←めんどくさいだけですが)
こんな感じでした。
マフラー・タイコの錆対策
マフラーやタイコの錆対策は、「耐熱スプレーを塗布する」の一択です。
KURE(呉工業) 耐熱ペイントコート ブラック (300ml) 金属パーツ用耐熱塗料 [ 品番 ] 1064 [HTRC2.1]
コーナンやオートバックスで耐熱スプレーを探すとありましたが、概してけっこう高価なものしか売られていなかったので、結局Amazonで購入。
この、KUREの耐熱ペイントコートが安くてオススメ。
マフラーやエンジン回りなど高温になるパーツに塗ることで、サビや腐食の発生を防ぎます。
https://www.kure.com/product/k1064/
KUREの公式ページにも、「マフラー」という言葉が明記されていて安心です。
600℃まで耐えることができるらしい。
マフラーは600℃という高温にはならないので大丈夫!
なお、この耐熱スプレーは、200℃で1時間焼くと、さらに塗装が硬化して長持ちするらしいです。
しかし、マフラーはそこまで高音にならないので、まぁ焼きによる硬化は無理でしょうね。
(ブログを漁っていると、IHクッキングヒーターでマフラーを焼いている人がいて笑いました)
マフラー・タイコに耐熱スプレーを塗布する
マフラー・タイコに耐熱スプレーを塗布する訳だが、本当はマフラーやタイコを車から外してから、塗装したほうがキレイに仕上がる。
しかし、これはめちゃくちゃ面倒くさい。
という訳で、ズボラな私は、マフラーもタイコも車から外さずに、ジャッキアップすらもせずに、塗装することにした。
さっそく耐熱スプレーを塗布したいところだが、まずはやらなければならないことがある。
それは、ヤスリ(耐水ペーパ)で、錆を粗方落とすことだ。
面倒だが、錆をできるかぎり落としておいたほうが、塗装がポロポロと剥がれたりしづらく、長持ちする。また、錆の侵食を予防することともできる。
耐水ペーパで擦ると、こんなに錆が取れた↓
![](https://blog.bnikka.com/wp-content/uploads/2023/01/IMG_4705-525x700.jpg)
次に、油分が付着していると、塗料が浮いてしまうので、シリコンオフ(油膜取り)を塗布するか、中性洗剤で洗うことをオススメする。
まぁ、私は面倒だったんで、脱脂はしなかった。
ヤスリでコシコシしたら、油分も取れているだろうという、希望的感覚に従ったまでだ。
さて、マフラー・タイコを外さずに塗装するので、マスキングを行う。
余っていた新聞紙を適当に被せて、マスキングテープで留めた。
![](https://blog.bnikka.com/wp-content/uploads/2023/01/IMG_4703-700x525.jpg)
さて、ようやく塗装だ。
こういう丁寧な下準備って苦手なんですよね。
いきなりドリャーっとスプレーしたい訳です(気持ちは)。
ということで、耐熱スプレーをやっと塗布しました。
![](https://blog.bnikka.com/wp-content/uploads/2023/01/IMG_4704-700x525.jpg)
なるべく、薄く薄く、回数を分けて塗布すると良いです。
その方が、キレイに仕上がりますし、塗料も乾きやすいので、剥がれづらくなります。
まぁ、私はいきなり大量に塗布して、液ダレしました。
見えない部分だと、大雑把になりますよね。
厚く塗った方が、錆びないイメージもありますし。
良い子のみんなは、マネしちゃだめだよ!
結局、3回塗り重ねしました。
大着したので、液ダレ等のハプニングもありましたが、割とキレイに塗れました。
![マフラーの錆対策](https://blog.bnikka.com/wp-content/uploads/2023/01/IMG_4706-700x525.jpg)
KUREのスプレーが優秀なんでしょうね。
タイヤのホイールを、マッドブラックに塗装した経験もありますが、マッドブラックの塗装は失敗が少なくて良いですね。
キレイに仕上がります。
腹の下が黒くなると、なんかちょっとカッコよくなりますね。見えませんが。
塗装を乾かすために、近くのスーパーマーケットまで行ってきました。
そんなスーパーマーケットのSEIYUのめちゃくちゃ駐車場の路面状態が悪くて、まさかの砂利の駐車場だったので笑いました。
なぜ乾きが甘いマフラーを乾かすために来ているのに、風で巻き上げられた砂利を晒さなければならないのか!
という記念でパシャり↓
![](https://blog.bnikka.com/wp-content/uploads/2023/01/IMG_4720-700x525.jpg)
今回は、タイコを耐熱スプレーで塗装したんですが、精神衛生の問題が解決されて、めちゃくちゃ気分良くビールが飲めるようになりました。
こういうのって大事ですよね。
そして、タイコが耐熱塗装でコーティングされたので、マフラーの排気温度も上がった?ような気がして、私の脳内では、排気効率もグングン上昇しています。
こういうことを妄想するのも、楽しいですよね。え?私だけですか?
今回、こうやってマフラー・タイコの錆対策をやってみましたが、私のような雪にも海にもそこまで接点が無い人にとっては、日曜日のDIY程度で対策できますが、雪国や海沿いに住んでる人は、錆対策たいへんなんでしょうね…
KURE(呉工業) 耐熱ペイントコート ブラック (300ml) 金属パーツ用耐熱塗料 [ 品番 ] 1064 [HTRC2.1]
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