アキレスのゴムボート
アキレスのゴムボート EC4-642 に乗っているのだが、トランサム(船外機をマウントするところ)が付いていない。
(EC4-642の概要は、この↓エントリを参照ください)
二馬力船外機(スズキ 2サイクル船外機 DT2)を購入したので、なんとか船外機をマウントできるようにした。
マウントの取り付け方
接着剤で、船外機マウントを取り付ける。
船外機マウントはこんな感じのもの↓
楽天市場で、4,000円ほどで購入できた。
楽天市場の商品リンクはこちら
これに、接着するためのアダプタを購入。
そして、問題は接着剤だ。
私のアキレスのゴムボートは、エコストロン(EPDM)という特殊な素材で、よくネットで見るゴムボート用の接着剤(PANDO等)は役に立たない。
(普通のPVC製のゴムボートは、PANDOで強力に接着できる)
そこで、セメダイン EP001 の出番だ。
※実は、この接着剤にたどり着くまでに、4種類の接着剤を付けたり外したりと試行錯誤を繰り返して、要約辿り着いた解だ
この接着剤は、エポキシ系接着剤で、A液とB液を混ぜることで固まる本格的な接着剤だ。
B液がイカ臭いので気をつけて欲しい。
船外機マウントを接着
まずは、船外機マウントをあてて、ブラケットをどこに取り付けるか仮決めする。
仮決めしたところに、このように↓マジックインク等でマーキングする。
※なお、船外機はエンジンをかけると、推進力があるため前方へ押し出されます。そのため、船外機マウントは、進捗方向に対して、前傾姿勢になるように仮置きすると良い。
次に、接着剤 EP001N のA液とB駅を混ぜ合わせる。
ここで、混ぜ合わせた後、説明書どおり5分くらい待つと良い。
2液を混ぜ合わせた接着剤は、ブラケットとゴムボートの両方の面に塗布する。
(何度も色々な接着剤を試したので、ブラケットがガタガタになっているのはご愛嬌)
手近にあるもので、重しをして、24時間くらい放置する。
(私は、二馬力船外機用の混合燃料と鉄アレイがあったので、これらを使った)
こんな感じで取り付け完了。
船外機マウントを試着してみる。
うまくいったようだ。
いざ、海へ出て二馬力船外機 DT2君をマウント↓
何の欠点もなく、ちゃんとマウントされました。
ただ、私は何も考えずにブラケットを接着する場所を決めたので、船外機のエンジンのパワーを上げると、スクリューの推進力に負けて、船外機マウントが傾いてしまう。
新たに取り付ける人は、これを計算に入れて取り付けると良いだろう。
船外機取付その後
二馬力船外機を取り付けると、飛躍的に移動距離を稼ぐことができる。
手漕ぎでは、せいぜい1km程度しか沖に出れなかったし、潮が速かったり、風が強いと、帰れなくなる甚大なリスクがあった。
二馬力船外機は、ちゃんとした船に乗っている人からすると、オモチャレベルとのことだが、二馬力船外機はすごいです。
手漕ぎに比べると、推進力がとんでもなくあるので、5km沖のグリまでスイスイ行けます。
超A級の漁場までゴムボートを進めることができるので、釣れる魚のサイズも量も圧倒的に変わってきます。
まだ二馬力船外機を買うか買わないか迷っている人は、間違いなく買ったほうが良いでしょう。
ただ、波が1.5mを超えるとき、風が5mを超えるときは、危険なのでエンジンを積んでいるとは言え、海にでるのは止めましょう!天気予報をこまめにチェック!
コメント
はじめまして。
大変参考になりました。
私も同じことをしようと考えています。
ダメだった接着剤をお教えいただけませんでしょうか?
私はこにしG17で試す予定ですがEP-001が良いでしょうか??
私のゴムボートは、エコストロン(EPDM)という特殊な素材なので、エポキシ系接着剤で、A液とB液を混ぜるタイプの接着剤じゃないと、強く接着されなかったですね。
試したのは、PANDOのウレタン系接着剤ですが、ダメでした。
こにしG17は試したことがないです。
ゴムボートの素材を確認されるのが宜しいかと思います。
一般的なPVC製であれば、一般的なPANDO等のウレタン系接着剤で問題なく接着できるそうです。
楽しくブログ拝見させていただいています!
こちらの記事で使用の船外機はトランサムが長いタイプですか?
嬉しいコメントありがとうございます。
トランサムSなので、短いタイプです!
大変に参考なりました ありがとうございます 出力を上げると 傾斜するとのことですが 前傾がさらに強くなる方向ということでしょうか もし知見あればご教示願いたく よろしくお願いしま
コメントありがとうございます。
はい、前傾がさらに強くなる方向となります。
具体的には船外機の船底近くに取り付くスクリューが、進行方向側に進む方向に傾きます。
早々のご返事ありがとうございました 参考になります