USA360がインデックスファンド投資の最適解である4つの理由

インデックスファンド比較

財形貯蓄として、インデックスファンドに投資している人は多いだろう。私は、株式個別銘柄、FX、仮想通貨のシステムトレード(高頻度取引)など色々手を出したが、ウォール街のランダム・ウォーカーで教わったとおり、最も効率が良いのはインデックスファンド投資だという結論に至った。

ウォール街のランダム・ウォーカー<原著第12版> 株式投資の不滅の真理

ウォール街のランダム・ウォーカー<原著第12版> 株式投資の不滅の真理

バートン・マルキール
4,115円(03/29 13:15時点)
Amazonの情報を掲載しています

S&P500、先進国株式、全世界株式などに投資するのが一般的だ。

最近はグロ3USA360ウルバラなどレバレッジバランスファンドが人気で資金が入っている。債券などにレバレッジをかけた投信銘柄だ。

たくさん銘柄があるので迷ったが、勉強した結果、USA360が最も良いという結論に至った。
その4つの理由を紹介する。

 

理由1:基準価格の値上がり率が最も高い

USA360が公開された2019年11月5日以降について、5chのインデックスファンドスレで良く話題に挙がる下記6銘柄について、値上がり率(騰落率)を計算した結果を下図に示す。

インデックスファンド騰落率比較

グロ3:グローバル3倍3分法ファンド(1年決算型)
ウルバラ: ウルトラバランス 世界株式
USA360:楽天・米国レバレッジバランス・ファンド
Slim先進国株:eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
Slimオルカン株:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
Slim SP500:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

 

黄色がUSA360だが、ダントツに値上がりしている。3ヶ月で11.5%も値上がりしている。

 

理由2:基準価格が安定している

2020年2月上旬(前記グラフで言う後半時期)は、中国 武漢で発症した新型肺炎(コロナウィルス)の嫌気から、世界株がプチ下落した。

とりわけ、中国を含む新興国株式の下落が大きかったため、新興国株式を含むSlimオルカン株の下落が大きいのが分かる。

また、先進国株やS&P500も準じて下落している。

 

一方、USA360はほぼ無傷で、ほとんど影響を受けていないのが分かる。

USA360の、USA株式+USA債券(レバレッジ)の組み合わせの安定さがよく分かる。

 

理由3:米国(USA)に特化している

異論は認めるが、世界の経済は米国(USA)を中心に回っている。近年IT系企業の発展がめまぐるしいが、中でもその象徴はGAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)で、全て米国企業だ。

米国株式を買わない手はない。

 

また、アメリカ人は金融商品に関する知識が高く、余剰資金を株式・投資信託に投資している人が日本人と比較して圧倒的に多い

その証拠に、2016年時点で、株式・投資信託に投資している人の比率を比較すると、このようになる。

【株式・投資信託に投資している人の割合】
アメリカ人:46.2%
日本人:18.6%

 

アメリカ人は、半数近くの人が、株式・投資信託に投資しているのだ。

従って、米国株式が下落すると、多くのアメリカ人の資産が減って、路頭に迷う人が続出する訳だ。

つまり、米国政府は、米国の株式が下落しないように、金融政策を必ず採る訳である。

つまり、長い目で見えると、米国株式が下落することはあり得ないのだ。

 

一方で、新興国や日本などは、一般人はあまり株式・投資信託に投資していないし、不測の事態も起こりやすいので、株価は不安定だ。新興国株式や日本株式は、将来株価が下落する可能性は否定できない

 

つまり、米国に特化して投資しておくことが、最も効率が良いのである。

かの有名なウォーレン・バフェットも、「株主への手紙」の中で、プロではない個人投資家は、「S&P500に投資しておけ」と言っている。

 

理由4:レバレッジバランスファンド

インデックスファンドの選び方として、どの本を読んでも「信託報酬が安いものを選べ」と書いている。
信託報酬はとても大事だ。

だが、それにも増して、レバレッジバランスファンドは素晴らしい

USA360は、米国株式:債券=1:3 の比率のバランスファンドだ。

ここで、債券にはレバレッジをかけて、投資資金100に対して、

米国株式:債券=90:270=360

と資金の3.6倍のお金を投資していることを実現する。

 

株式にレバレッジをかけると、リスクが大きすぎるため、安定した債券にレバレッジをかけることで、理論上約3倍の利益を得ることができる。

ローリスクハイリターンという訳だ。

 

特に若者は、長い期間投資できるので、たとえ一時的に米国株価や米国債券が暴落しても、また回復するので、リスクは低く投資することができる。

 

以上4つの理由から、USA360に投資しておくと良い。
(ちなみに私は、グロ3とSlim SP500を保有しているので、USA360の価格が下がった時に、SUA360を買い増ししていく方針だ)

また、これからグロ55というグロ3のレバレッジ強化版(3倍から5倍に)がSBI証券から購入できるようになるらしいので、この動向もチェックしていこうと思う。

 

コメント

  1. […] USA360がインデックスファンド投資の最適解である4つの理由 https://blog.bnikka.com/money/post-2214.html […]

  2. 通りがかりの債券投資家 より:

    金利上昇場面で株式投信に大負けしたと思います。まだ保有されてますか?積立してきたなら目先結構回復してませんか?その後どんな調子か興味あります。わたしも、積立ガチホ派で、最近はスポットで債券ETFにも手を出してます。