簡単ヘッドフォンアンプの自作方法|ChuMoy Amp作例2

はじめに

オーディオグレードの部品が丁度良い具合に余っていたので、バイポーラ入力オペアンプ用ChuMoy Ampを作ってみることにした。

回路

回路は、FET入力ChuMoy Ampとほとんど同じだ。
バイポーラ入力とFET入力との相違点は、
(1)バイアス電流調整抵抗を100kΩ→2kΩに
(2)カップリングコンデンサの容量を大きく
(3)入力バイアス電流がキャンセルするように負帰還回路の定数を選定
の3点くらいだ。

(1)は、バイポーラ入力オペアンプはバイアス電流がFET入力に比べて大きいため。
(2)は、(1)にしたことによりハイパスフィルタの低域遮断周波数が高くなることを防ぐため。
(3)は、帰還抵抗と非反転入力のGNDに繋がる抵抗を並列と見なした値と、バイアス電流調整抵抗を等しくするとバイアス電流を最小にできることから回路定数を決定。

ChuMoy Amp2 回路図
(クリックで拡大)

製作

ChuMoy Amp2 ソケットにより部品交換が容易

今回も、ソケットによりオペアンプ周りの抵抗を簡単に変更できるようにした。

それにしても、MUSEシリーズは素晴らしい音だがサイズが大きい。
なにやらオペアンプがタンクを背負っているみたいに見える。

ChuMoy Amp2 NJM2114D

バイポーラ入力のオペアンプはお気に入りのNJM2114D。
非常に低ノイズで迫力のある音を響かせてくれる。
唯一の欠点は、電源ON-OFF時のPOP音が大きいこと。

ChuMoy Amp2 ケース入れ

ケースはタカチのプラスチックケースSW-100。

ChuMoy Amp2 前面

桃赤色のLEDをインディケーションランプにしてみた。
電流は定電流ダイオードで15mAに固定している。
電源状態が分かりやすく、また夜はきれい。

ChuMoy Amp2 完成

音は、FET入力のCMoy第一弾に比べ迫力があり、奥行きがあって、こっちの方が好みだ。
まだあまり鳴らしていないので、もっと聞き込めばもっと良くなりそうだ。

ただ、NJM2114DのおかげでPOP音が大きい。

只今、このCMoyアンプをYAHOO!オークションに出品中です。

お蔭様で、落札して頂きました。
終了日時: 3月 10日 22時 36分

audio-technica ヘッドホンアンプ AT-HA2

audio-technica ヘッドホンアンプ AT-HA2

5,409円(11/22 10:10時点)
Amazonの情報を掲載しています

コメント