ASIO非対応でもASIO出力する方法|ASIOKS使用

 

ASIOとは


ASIO とは何ぞやについては、ASIO4ALLのページに詳しく書いたので、そちらをどうぞ。

ASIO非対応でもASIO出力する方法解説|ASIO4ALLインストール・設定方法
ASIOに非対応のデバイスでも、ASIO4ALLというフリーのドライバーをインストールすれば、ASIO出力により高音質再生が可能。ASIOの概要説明、ASIO4ALLのインストールと設定方法等を紹介します

ASIOKS

ASIOKSというドライバソフトを使うとASIO非対応のオーディオデバイスから擬似的にASIO出力できる。

その仕組みは、Windows2000以降のOSはKernal mixerを通らないオーディオ再生経路にKernel streamingを持っている。
このカーネルストリーミングから音を出すことで、カーネルミキサーを通らずに再生できるという。

ASIOKS – SourceForge.JP

SourceForge.JP がオフィシャルサイト。

ASIO4ALL との違いは、ASIO4ALL は INPUT にも対応しているのに対し、ASIOKS は再生のみに対応している。
しかし、ASIOKS の方が音が鳴らないといった不都合が少ないように思う。
(聴き比べたところ ASIO4ALL, ASIOKS ともに音は同じと言っていい)

ASIOKS インストール

上記オフィシャルサイトより、AsioKs-0.9.3.1.zip 的なファイルをダウンロードし、解凍する。

解凍すると、”AsioKs.dll” と “Rreadme.txt” が得られる。

少し面倒だが、手動で DLL をシステムに登録しなければならない。
以下、インストール方法。

  • “AsioKs.dll” を “C:¥WINDOWS¥system32¥drivers¥audio¥AsioKs.dll” など、適当なパスの通ったディレクトリにコピー
  • Windows のスタート → ファイルを指定して実行(R)…
  • 「regsvr32 “C:¥WINDOWS¥system32¥drivers¥audio¥AsioKs.dll”」 を実行(パスは、”AsioKs.dll”を置いた場所を指定)
    AsioKs インストール

以上でインストールは完了だ。

ASIOKS 設定

ASIOKS の設定は、再生ソフト側から呼び出す。
次のような設定画面だ。

ASIOKS 設定画面

設定は簡単だ。

  • ASIO出力に使用するオーディオデバイスを選ぶ
  • サンプリングレートを選択(通常の音源は 44.1KHz なので、44.1KHzでOKだろう)
  • バッファサイズを、できる限り小さく設定する(再生して音飛びしない程度に)

ASIO で録音を考えていないのであれば、ASIOKS の方が設定も簡単だし使いやすいだろう。
ASIO4ALL, ASIOKS 両方入れておいても問題ないので、両方ともインストールしておくのが最善かもしれない。

ASIO出力できるプレイヤーソフト

●foobar2000

フラットな出音で解像感がある。ソースのモニタリングには最適。デジタルアンプ的な硬質な音色。

foobar2000 wiki for Japanese Users

●Winamp

非常にメジャーなプレイヤー。デコーダの変更により高音質化が可能。WAVES等の高音質プラグインも使用できる。

Winamp統合スレのガイド

●SoundPlayer Lilith

MP3に特有な高音域の歪が上手く補正され聴き疲れしない。真空管アンプ的な艶っぽい音色。

Official Site

※各プレーヤーの評価は、2ちゃんねるの【PCAU】オーディオプレイヤー総合【音質スレ】より抜粋

個人的には、foobar2000 0.8.3が好き。
おたちゃんのmp3 inputプラグインとASIO outputプラグインを使えるし、なにより動作が軽い。

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