BPMをiTunesに表示
BPM それは Beats Per Minute。
音楽で演奏のテンポを示す単位だ。
(Wikipediaによると、医学用語でもあり、心拍の速さを示す単位らしい)
その名の通り、1分間に何回ビートが打つかを表す単位だ。
ビート(Beat)とは、日本語で言うところの”拍”だ。
BPMは、曲に合わせてメトロノーム動かしたときに、メトロノームが1分間に何回カチカチなるかをカウントしたものであると理解すればいい。
(実際にメトロノームを動かさなくても、頭の中でカウントできる)
BPMはDJにとってとても重要だ。
曲をRemixする時、基本的には2つの曲のテンポはぴったり合っていなければならない。
また、曲をつなげる際にも、テンポが大きく違う曲同士はつなげにくい。
テンポの指標であるBPMにはたいそうお世話になっているのだ。
熟練されたDJは、わざわざBPMをカウントしてデータベースを作るなんてことをしなくても、この曲とあの曲は合いそうだと感覚で分かるようになるそうだ。
また、よくDJがリズムにのっているのを目にするが、あれはかっこつけてるだけではなく、体でビートを刻むことで曲のテンポに体の時計を合わせているのだ。
私のように初心者マークのついたDJは、BPMデータベースを作る。
なんとiTunesにBPMを表示することができるようになったようだ。
下の赤枠のような感じだ。
表示方法:名前、アーティスト、アルバム などの項目があるバーを右クリック、「ビート/分」にチェック
BPMを表示できると、ミックステープなどDJがピッチをだんだんあげてこの曲につなげてるんだなぁ、などと想像できて楽しい。
ランニングをする際のBGMとして音楽を聴く人にとってもBPMは重要らしい。
走るピッチと曲のピッチが合っていないと確かに走りにくそうだ。
BPMの自動検出 MixMeister BPM Analyzer
BPMを自動で検出してくれるフリーソフトがある。
おすすめは MixMeister BPM Analyzer いうDJ用ソフトだ。
かなり高精度にBPMを計算してくれ、たくさんの曲のテンポを一斉に計算しそのタグを書き込んでくれる。
Windows と Mac の両方に対応している。
下記の Download から、最新バージョンをダウンロードする。(英語のサイトだが簡単なのでご安心あれ)
MixMeister BPM Analyzer
このページの下の方にある、”Click here to get BPM Analyzer.” から BPM Analyzer のダウンロードページに進む。
適当に Name と Email Address を記入し、ダウンロード。
“bpmanalyzer.zip” 的なファイルが落ちてくるので、解凍し、得られた “BpmAnlyz.exe” をダブルクリックしてインストールする。
使ってみる+BPM自動検出
「スタート」→「すべてのプログラム」→「MixMeister BPM Analyzer」 で BPM Analyzer を起動。
左上にある “Import music files” をクリックし、次のように iTunesミュージックフォルダ(音楽ファイルのあるフォルダ)を選択する。
iTunes の場合、通常は「マイドキュメント」→「マイミュージック」→「iTunes」→「iTunes Music」に音楽ファイルが保存されている。
OK を押すと、自動検出が開始される。
私の場合、16GBくらいの音楽ファイルの検出に約半日ほど時間がかかった。
BPMの計算が終わると、上のように表示される。
勝手にID3タグにBPM情報を書き込んでくれる。
しかし、このままだと、iTunes にタグ情報が反映されない。
iTunes で一度再生するとタグ情報が更新されて、BPMが表示されるようになる。
BPMが表示されると、音楽を聴く楽しみが増えるように思う。
お試しあれ。
コメント