SL-1200MK3
DJが使うターンテーブルと言えばTechnicsのSL-1200MKシリーズ。
クラブのほとんどにSL-1200MKシリーズが設置してある。
DJと呼ぶには程遠い私、しかし愚かにもSL-1200MK3を2台揃えてしまった。
VESTAXのPDX-D3を2台揃えようと試みたが、安価では手に入らなかった。
そんなわけで、数多く出回っているSL-1200MK3で左右揃えることにした。
やっぱり左右同じ機種の方が眺めていて嬉しくなるんですもの。
ミキサーはSH-DJ1200。
オールテクニクスなシステムだ。
SL-1200MK3 スタイラスライトの改造
左側のSL-1200MK3のスタイラスイルミネーション(針先を照らすライト)が切れてしまっていた。
このライトはSL-1200MK5からは青色LEDになっているのだが、SL-1200MK4までは麦球を使っているのでそのうちフィラメントが切れてしまう。
そこで、半永久的に切れることの無いLEDにこのライトを挿げ替えてみることにした。
(メーカー補償がなくなりある程度の危険が伴います、あくまで自己責任で。)
SL-1200MK3の裏側には21本のネジがある。
これらのネジを全て外す。
するとカバーが外れる。
上写真の右真ん中あたりに下写真のようにスタイラスライトがネジ2本でとまっている。
このネジを外すと、スタイラスライトのユニットが外れる。
麦球はアルミケースの中に収まっており、この小さなネジを外すと麦球と晴れて対面。
この白いプラスチックのケースの先に麦球がある。
…はずなのだが、麦球をペンチで持ってこのケースから取り外そうとしたところ、残念なことにパリーンと割ってしまった。
写真を撮ったのはそのパリーン事件の後なので麦球は写っていない。
麦球のリード線をテスターで測ってみると約21Vだった。
この電圧に適当なLEDと抵抗を揃える。
LEDは5φのものが多いが、スペースが小さいため、3mmの方が良いだろう。
以下のように選んだ。
青色LED 3mm 広角 (3Vで20mA)
抵抗 820Ω 820Ω = (21V – 3V) / 0.020A
麦球に付いていたリード線にこのLEDを取り付け、熱収縮チューブで一応絶縁。
点灯チェックの写真がこれ。
かんたんな割りにけっこうきれいな予感。
アルミのカバーを取り付け、元通り組み立てれば完成。
シェルはTechnicsのシルバーのもの。
カートリッジはSHUREのM447X。
廃盤の古いものだが、なかなか良い。
費用はジュースを買うくらいしかかからない。
青色LEDは5本入って100円。
抵抗は10本入って90円。
これでこれだけかっこよくなれば大満足である。
おまけ
右のターンテーブルはまだスタイラスライトが点灯する。
シェルはVESTAXの銀色のやつ。
カートリッジはortofonのOM PRO S。
M447Xよりスマートだし音も落ち着いている。
自宅をクラブ風に。
もっと練習しなくては。
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