TOEICオンライン試験に適したイヤホン・ヘッドホンの考察

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コロナ禍な状況で、TOEIC試験会場に足を運ぶのも難しいことから、ついにTOEIC IPテストが、オンライン(自宅等からWebブラウザ)で受験できるようになった
試験時間も2時間から1時間に変更となり、何より自宅から好きな時間に受験できるようになったので、これまでよりも手軽にTOEICを受験できるようになった。素晴らしいことである。

しかし、TOEICオンライン試験の受験に際して、誰しもが悩むことがある。

TOEIC受験者
TOEIC受験者

リスニングテストの音は、どのイヤホン・ヘッドホン・スピーカーで聞くのが良いのだろう?

ということで、TOEICオンライン試験には、どういったリスニングデバイス(イヤホン・ヘッドホン・スピーカー)が適するのか、オンライン英会話レッスンのWeb会議で得た経験なども踏まえて、考察していこうと思う。

TOEICオンライン試験に適したイヤホン・ヘッドホンは?

結論から述べてしまうことにする。

TOEICオンライン試験のリスニングには、「カナル型の有線イヤホン」がオススメだ。


理由は大別して以下のとおり。
(理由1)カナル型のイヤホンは、原音をリアルに再現しやすい(英語の細部を聴き取りやすい)
(理由2)耳に密着して耳栓のようになるため、外部ノイズを遮断でき、試験に集中できる
(理由3)有線タイプは、遅延が小さく、ノイズの影響等で音が途切れたりしない


私は、HDSS (High Definition Sound Standard) という、歪み少なく再生が可能な技術を搭載したイヤホンを使っている。
音楽を高音質で聞くために買って使っていたが、TOEICオンライン試験でも、歪みのない英語を、繊細に再生してくれるため、細部まで聴きやすくて良かった。

(HDSS搭載がオススメだが、有線のカナル型のイヤホンで、ある程度の価格帯のものであれば、それなりに高音質・高解像だと思うので、問題ないと思う。)

では、なぜ有線のインナーイヤータイプのイヤホンが、TOEICオンライン試験のリスニングデバイスとして適するのかを、前述した理由の観点で、考察していこうと思う。

(理由1)カナル型のイヤホンは、原音をリアルに再現しやすい

カナル型とは、耳栓のような形状のイヤホンだ。

カナル型のイヤホンは、耳の穴に耳栓のような形状で入って、密閉空間を作ることができるため、原音に忠実に再生しやすいと言われている。
音を出す部分(ドライバー)で再生された音は、耳栓構造により、鼓膜に近い距離でダイレクトに届けることができるためだ。


また、HDSS (High Definition Sound Standard) に対応したイヤホンは、よりオススメだ。
HDSSとは、米国のTBI Audio Systems LLCが開発した技術だが、簡単に言うと、音を再生する部分(ドライバー)の背面に、余分な共振や定常波を抑制する仕組みを入れることで、より原音に忠実に再生を安価に実現できる技術だ。

HDSS対応のイヤホンは、人の声を「鮮明で実際の声に近く」再生することができる。
(もちろん、HDSSは、人の声だけでなく、量感のある低音、高解像な音など、音楽を高音質聞く時にも素晴らしい効力を発揮する)

HDSS対応のイヤホンは、私が把握している限り、すべてカナル型のイヤホンだ。そういう理由もあって、カナル型イヤホンは特に良い。

HDSS対応のイヤホンは、だいたい3500円くらい〜手に入れることができるため、とてもコスパが高い。



イヤホンには、カナル型意外にも、インナーイヤー型のイヤホンもある。これは、長時間装着していても疲れにくく、外の音も聞くことができるため、開放感があるが、原音再生の観点でカナル型に劣ること、生活音を拾ったりと集中しづらいことから、TOEICオンライン試験にはオススメできない
(後述するが、スピーキングも行うオンライン英会話では、インナーイヤー型のイヤホンがオススメである。実際、レアジョブ英会話で、私はインナーイヤータイプのイヤホンを使用している。)

また、ヘッドホンはだめなの!?という疑問もあると思う。
高価なヘッドホンを持っている場合は、ぜひそのヘッドホンを使ってあげてほしい。モニタリング用のヘッドホンなど、原音再生を得意とするヘッドホンも多いため、カナル型イヤホンよりも、英語の細部を聴きやすい場合もある。
事前に、YouTubeなどで、TOEICリスニングっぽい音源を聴いてみて、お使いのヘッドホンは英語が聴き取りやすいか、確認してみると良い。
(私は、Beats Studio Wirelessのヘッドホン、audio-technicaのヘッドホンなどを持っているが、そのどちらよりも、カナル型イヤホンの方が、耳というか脳にダイレクトに音が入ってくるような感じで、英語を聴き取りやすかったため、ヘッドホンではなくて、カナル型イヤホンを使用している)

では、こだわったスピーカーから音を出すというのはどうか?という疑問もあるだろう。
私もスピーカーを自作するくらいオーディオが好きだ。
だが、スピーカーから音を再生することはオススメできない。どれだけ良いスピーカーを使用したとしても、やはり、スピーカーから音を再生すると、部屋の中で共鳴したりと、「英語を正確に聞く」という観点かららはデメリットとなる要素が発生してしまう。
映画を見る時の迫力などは、ご自慢のスピーカーの方が良いかもしれないが、TOEICの試験は、イヤホンやヘッドホンの方が、英語を聴き取りやすいだろう。

(理由2)耳に密着して耳栓のようになるため、外部ノイズを遮断でき、試験に集中できる

カナル型イヤホンの最大のメリットと言っても良いと思う。耳栓型で、外部の音をシャットダウンできるため、試験に集中することができる

試験を受ける場所の環境にも依るが、自宅であっても、様々なノイズ源がある。TOEICの試験時間に限って、こいつらが邪魔をしてくるように思う。
・エアコンの動作音
・時々発生する冷蔵庫のブイーンという音
・通りを走る車の音
・緊急車両(パトカーや救急車等)のサイレンの音
・学校帰りの子供の声
・同居人の生活音(足音、トイレ、ドライヤー等)

私は集中力に乏しい人間なので、特に耳から入っている音で、かなり気が散ってしまう人間だ。

耳栓のように、外部の音を遮断できるカナル型イヤホンは、かなり集中することができる
(耳栓の代わりとして、リスニング試験が終わったあと、リーディング試験のときも、私はカナル型イヤホンを装着したままにして、耳栓代わりに使っている)


ただ、ここで注意点を述べておこうと思う。
TOEICオンライン試験は、スピーキングが無いため、カナル型のイヤホンをオススメしているが、スピーキングがある場合は、カナル型のイヤホンはオススメしない
その理由は、カナル型イヤホンは、耳栓のような構造になっているため、後述するように、カナル型イヤホンを装着していると、自分の声が変に聞こえるため、正しく発音しづらいデメリットがある。

(理由3)有線タイプは、遅延が小さく、ノイズの影響等で音が途切れたりしない

これもとても大切なポイントだ。
絶対に有線タイプが良い。有線はド安定だ。

普段使いでは、Bluetoothに対応した、完全ワイヤレスのイヤホンが、取り回しも良くて便利だ。
だが、やはり時々は無線はトラブルが発生する。

TOEICリスニング試験の時に、無線のトラブルで「音が途切れた」「そもそもBluetoothのペアリングが外れた」なんてなってしまうと、シャレにならない。

その点、有線だとこのトラブルは発生し得ないので、ド安定だ。


また、Bluetoothは遅延が問題になる。BluetoothはAAC、aptX、aptX low latencyなど、規格も進化して、低遅延化が進んできているが、それでも無線転送のための信号処理のために、40ms程度の遅延は避けられない。
ゲームをする訳じゃないので、TOEICのリスニング試験は、遅延の影響は無いだろうと思われるかもしれないが、定常的な一定の遅延が加わるのみなら問題ないかもしれないが、信号のジッタ(遅延時間の揺らぎ)が発生する可能性もあり、時間方向のノイズや音の途切れ等を招くこともあり得る。

やはり、有線(ステレオミニジャック等で接続するタイプ)のイヤホンの方が、圧倒的にオススメだ。

カナル型の有線イヤホンを使用して受験したTOEIC試験の結果は

お見せできるような点数じゃないが、カナル型の有線イヤホンを使用して、TOEIC IPテストを受験した結果、Listeningの点数がかなり向上した。

これまでは、TOEIC試験会場で試験を受けていたが、やはり会場のスピーカーがショボいこと、音が反響すること、周りの受験生の音で気が散ることなどから、Listeningは聴き取りづらくて苦手だった。

だが、自宅で自分のイヤホンをPCに挿して受験すると、Listening試験の点数が飛躍的に向上した。
少々ズルいのかもしれないが、やはり、少し良いイヤホン(カナル型の有線イヤホン(HDSS対応))は、英語の細部を聴き取りやすかった。

そして、カナル型イヤホンが耳栓代わりとなったことで、Listening試験に集中することができた。

旧Part.2の試験なんかは、
「When did you brush your teeth?」
「I’ve never brushed my teeth.」
のような文の、文頭の5W1Hを絶対に聴き取らないといけない訳だが、「細部を聴き分けやすい」+「集中できる」の効果で、だいぶ聴き取りやすかった印象だ。

ListeningとReadingの点数差を見てほしい。
Readingの点数が私の英語力を表していると思ってほしい。カナル型の有線イヤホンのおかげで、Listening試験の点数がかなりブーストされたように思う。

オンライン英会話に適するイヤホン・ヘッドホンは?

ここまで、TOEICオンライン試験に適するイヤホンについて述べてきたが、スピーキングもあるオンライン英会話に適するイヤホン・ヘッドホンは?についても考察しようと思う。

私は、会社のお金で「レアジョブ英会話」を受講させてもらっている。フィリピンの優秀な若手等に英語を教えてもらうことができ、とても有り難いことだ。

さて、オンライン英会話は、当然”会話”なので、TOEICオンライン試験と違って、「聴く」だけでなく「話す=スピーキング」も必要になる。

TOEICオンライン試験向けには、カナル型の有線イヤホンをオススメしたが、オンライン英会はには、カナル型イヤホンはオススメしない
その理由は、カナル型イヤホンを付けて話すと、自分の声がまるで自分が水中にいるような変な音として聴こえてくるからだ。

カナル型イヤホンは、耳栓の役割も果たしてしまうため、自分の口から出た音を、直接的に聴くことができなくなる。
自分の発音は、口から出た音を耳で聞く以外にも、口の振動が骨伝導で耳を振動させて聴くことができる。
ただ、骨伝導による振動音だけを聴くと、自分の声が変な音に聞こえるのだ(まるで自分が水中にいるかのように)。

そのため、カナル型イヤホンはオススメできない


では、何がオススメかと言うと、インナーイヤータイプの有線イヤホンがオススメだ。

理由は、以下のとおりだ。
(理由1)オープン型なので自分の発音を自然に聴くことができ、違和感がない
・先述のとおり、カナル型は自分の声が変に聞こえるのでNG、オープン型なインナーイヤータイプは自分の発音を自然に聴けるので、問題なくスピーキングができる
・ヘッドホンでも良いが、ノイキャン(ノイズキャンセリング)が入っていたりと、自分の声が変に聴こえる場合もあるため、事前に確認しておくと良い

(理由2)原音再生の観点ではカナル型に劣るが、英会話は多少聴き取れなくても問題ない。むしろオープン型のイヤホンで聴いた方がトレーニングになる
・ノートPC付属のスピーカーや、オーディオスピーカーなどから再生すると、共鳴したりとやはり音が歪みすぎてしまって、先生の英語が聴き取りづらい
・圧倒的にイヤホンやヘッドホンの方が聴き取りやすい。リスニングだけに特化するのであれば、カナル型のイヤホンが最も良いが、スピーキングで自分の声が変に聴こえてしまうので、インナーイヤータイプのイヤホンがオススメだ。
・多少聴き取りづらくても、むしろそれはそれでトレーニングになるかもしれない(とは言え、私はiPhoneを購入した時に付属するAppleのイヤホンを使用しているが、聴き取りづらいと感じたことはない)

(理由3)有線タイプは、遅延が小さく、ノイズの影響等で音が途切れたりしない
・Bluetooth接続のワイヤレスイヤホンは便利だが、やはり音の途切れやペアリング不都合など、トラブルとなることも少なからずある。
・有線のド安定さは、やはり素晴らしい。

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