エクステンションチューブ (中間リング 接写リング) とは
- マクロレンズではないレンズで、接写 (マクロ撮影) を行うためのもの
- レンズとカメラ(映像素子)の距離をあけることで、最短撮影距離を短くする
- ただの筒(レンズはない、AFができるように端子は付いてる)
- クローズアップレンズ(虫眼鏡のようなレンズをフィルタとして付けて接写するもの)に比べ、レンズを通さないので画質劣化が少ない
- 価格はクローズアップレンズよりは概して高いが、マクロレンズに比べれば安い
- チューブを加えることで、レンズ設計時の撮影条件を超えて使うことになるので、画質が低下するレンズもある
- 露出倍数がかかるのでレンズの絞り値が暗くなる
- 長いチューブ程、倍率が大きくなる(小さなものを大きく写すことができる)
- 焦点距離の短いレンズに長いチューブをはめると、最短撮影距離がレンズ長よりも短くなり(ワーキングディスタンスがマイナスになり)、どこにもピントがあわなくなることがあるので注意が必要
- 焦点距離の短いレンズと組み合わせるほど、接写効果は高い(大きく撮れる)
- 取って付けてが面倒
- チューブをはめると、焦点が合う距離が限定される(接写しかできなくなる)
エクステンションチューブ (中間リング 接写リング) Q&A
Q: マクロレンズを買うのと、接写リングを買うのとどっちがいい?
A: ベースになる良いレンズを持っていなければ、素直にマクロレンズを買うべし。ベースになる良レンズ(例えば単焦点レンズなど)を持っているなら、接写リングもあり。以下、比較をまとめる。
マクロの画質: ベースとなるレンズに寄る。マクロレンズはさすがにどれもマクロは良い写りをする。ベースとなるレンズを選べば、接写リングを使って素晴らしいマクロ撮影ができる。
使い勝手: 接写リングを装着すると、接写しかできなくなるのでマクロ以外の用途には使えなくなる(マクロ撮影したりスナップ撮ったりという場面では、着脱が恐ろしく面倒、カメラにホコリが入る)。チューブ自体は小さいので、鞄にコロンと入れておいて、接写したくなった時に接写リングをはめるという使い方は便利。
価格: 接写リングは、ただの筒という割には高価。しかし、さまざまなレンズでマクロ撮影することが可能になるのは魅力的。Q: クローズアップレンズと接写リングとどっちが良い?
A: 価格が安いのはクローズアップレンズ、着脱しやすいのもクローズアップレンズ。しかし、画質劣化はクローズアップレンズが大きい。高画質を求めるなら、迷わず接写リング。
Canon EF12 と EF25
- Canon のエクステンションチューブ
- I型 と II型 の違いは、EF-Sレンズに対応しているか否か。II型はEF-Sレンズも装着可能
- ベースレンズが EF50mm f1.8 II だと、マクロ倍率は EF12: 0.39〜0.24X、EF25: 0.68〜0.53X
- Canon EF12 II 対応レンズ・倍率表
- Canon EF25 II 対応レンズ・倍率表
- Kenko デジタル接写リング(以前はユニプラスチューブという名前だった) というものが、半額くらいの値段で売られている
- EF12, EF25 は OEM 生産(Canon が発注し Kenko が製造)だと言われている。純正と Kenko の接写リングはほぼ同じものである。相違点はレンズ内部の乱反射防止対策加工。純正は植毛されている、Kenko は金属の凹凸。純正の植毛の方が評判が良いが、価格差ほどの違いがあるかは疑問である。
Canon EF12 EF25 のリンク
- 楽天市場で EF12 II
- 楽天市場で EF25 II
- 楽天市場で Kenko デジタル接写リング 25
- 楽天市場で Kenko デジタル接写リングセット
- Yahoo! オークションで エクステンションチューブ
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