はじめに
PCからスピーカーまで全てのオーディオ機器の道を自作にできた。
と踏ん反り返っていると、ふとaudio-technicaのRCAケーブルが目に映った。
あれ!?
RCAケーブルが市販のものではないか。
RCAケーブルを自作することにした。
RCAケーブルの製作
RCAケーブルは、信号とGNDの2つの情報を運ぶので、2芯以上のケーブルが必要だ。
BELDEN(ベルデン):8412、8422、9497
CANARE(カナレ):4S6、4S8、L4E6S 、GS6
などのサウンドハウスで手に入りそうなものにすることにした。
それぞれケーブルによって音の傾向が異なるらしい。
結局、太い音が期待できるベルデンの8412にした。
BELDEN 8412 ¥400/m (サウンドハウス)
また、RCAプラグは見た目を重視してCLASSIC PROのR14GAとR14GBにした。
CLASSIC PRO R14GA、R14GB ¥200/個
まずはケーブルのゴムにカッターで切り目を入れ、端末処理を施す。
ゴムを剥ぐと、シールドが出現。
このシールドをGNDに落とすかは非常に迷うところだ。
RCAケーブルは2つの機器を繋ぐケーブルだ。
このどちらかの機器のGNDにこのシールド線を繋いでおくと良いらしい。
両方の機器に繋ぐと電磁シールドの役割が鈍るそうだ。
しかし、GNDに落とさずに浮かせておいてもシールドの役割を発揮するので、今回は浮かせておくことにした。
シールドは浮かせておくので、シールドをカットして中の2芯を剥き出しにする。
あとは、この細い2芯のゴムを剥いでRCAケーブルにハンダ付け。
ハンダ付けする前に、RCAプラグのカバーをケーブルに通しておくことを忘れずに。
あとはプラグにカバーをはめて完成。
かっこいいケーブルが出来上がり。
感想
(audio-technicaのAT5A64との比較)
最初に感じたことは、とにかく音が太い。
一つ一つの音が占有する周波数帯域が広がった感じに聞こえた。
時間が十分経過した今も、その太い印象は変わっていない。
太さに加えて、奥行きが増したように思う。
千円ちょっとでかっこよく、自分の好みの音の鳴るケーブルが作れて大満足だ。
コアキシャルデジタルケーブルの製作
NOS DACの同軸入力を使うため、同軸デジタルケーブルが必要になった。
そこで、コアキシャルデジタルケーブル(アンバランス)を作ることにした。
アンバランスなので75Ωのケーブルを探した。
FTVS-408
オヤイデの高級デジタルケーブル。
思い付きで導体を全て銀にしてみたら素晴らしいケーブルになっちゃったというもの。
ネットを徘徊していると、なかなかの評判なので少し高かったが取り寄せてみた。
S-4C-FB相当
インピーダンス : 75Ω
静電容量 : 53.2 nF/Km
波長短縮率 : 79%
減衰量 : 24.3 dB/Km
導体抵抗 : 33 Ω/Km
外径 : 6.0mm
NEUTRIK (ノイトリック) NYS-352G
見た目がかっこよかったので購入。
デジタルケーブルっぽくてよい。
完成。
非常にかっこよく仕上がった。
同軸デジタルケーブルはこれしか持っていないので他のものと比較できないが、光ケーブルに比べ音が密で素晴らしい。
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