Technicsのミキサー
MelosのPMX-2を使っていたのだが、あんまり音が好きじゃなかった。
もうちょっと音の良いミキサーが欲しかったのでヤフオクに粘着。
するとTechnicsのHIPHOP向けDJミキサーSH-DJ1200が破格で出品されていた。
動作未確認ということだったが、自作オーディオにどっぷりはまった私にはそんな言葉は目に入らない。
ラッキーなことに3千円で落札することができた。
いざターンテーブルにつなげてみるとすんなり音が出た。
これは儲けもの。
定価5万円もするミキサーが3千円だ。
しかし、やっぱりおかしなところがあった。
クロスフェーダが全く効かない。
がめつい私はSH-DJ1200は内部にスペアのフェーダが備わっていることを知っている。
そのスペアフェーダに取り替えてみるときちんと動作した。
これで3千円が完全なミキサーに。
PMX-2に比べると比べ物にならないくらいSH-DJ1200の方が音が良い。
SH-DJ1200の音質アップ作戦
音の出る家電製品は分解せずにはいられない。
もうネジが目に入ると開けたくてうずうずする。
やっぱりOPENしてしまった。
定価5万円ということでさすがに部品がぎっしり詰まっている。
コンデンサはELNAの黄色い電解コンデンサや赤いフィルムコンが多い。
ELNAの黄色いコンデンサはデカップリングにもカップリングにも使われている。
このコンデンサってどないなん??というところだが、これらを全て交換するのは大変だ。
汎用コンデンサに対する補強
とりあえずカップリングなど大切なところにはニッセイAPSフィルムコンを基盤裏からパラっておいた。
いずれはMUSEなどオーディオグレードに交換したい。
電源の強化
アナログな回路には電源が非常に大切だ。
そこで、電源を強化しておくことにした。
デジタルアンプTA2020の平滑コンデンサとして使っていた電解コンデンサが余っていたので、これらを使いまわすことにした。
3300uF 50V KMG が4本で100円とは本当に破格である。
SH-DJ1200はスイッチングレギュレータを3つ持っている。
オペアンプの正負電源用に2つ、ICの電源用に1つという割り振りだ。
3300uF KMGをそれぞれのレギュレータの出力に1つずつかませた。
加えて、高周波ノイズを除去するため、ニッセイAPSフィルムコンもパラっておいた。
MUSE KZもかませてあるが、これはおまけ。
レギュレータの冷却
オペアンプの正負電源用の2つレギュレータが高温になって発火しかけたような後があった。
おそろしや。
余っていたヒートシンクをつけておいた。
ついでに
POWERのインディケーションランプを青色LEDにしてみた。
結果
同じミキサーとは思えないくらい良くなった。
高音が伸び、中低音は重厚。
レコードはCDやPC音源と違って本当に聴いていてうっとりする。
コメント
すごいです。真似して高音質化してみたい。