キーレスの電波強度
私が乗っている車はハリアー350G Lパッケージなのだが、キーレス(車の鍵)の電波強度が著しく弱い。
車から2mくらい近づかないと、ボタンを押して鍵の開け締めができないくらい、電波強度が弱い。
これはかなり不便だったので、電波強度を強化する改造をしてみることに。
キーレスの分解
まずはキーレスを分解する。
キーレスのボタン電池を交換する時と同じ要領だ。
必要なのは、小さめのプラスドライバーのみ。
パカパカと分解していくと、ここまで分解できる。
この緑色の基板が、電波を発するための回路を構成している基板だ。
この上記写真の緑色の基板の向きで言うところの、右下部に8つくらい小さな穴が空いている。
この穴が通っている信号線が、電波を発するためのアンテナの役割を担っている。
しかし、この信号線が短すぎるので、十分な強度の電波をを空気中に発することができないのだ。
そこで、この信号ラインに、銅線を付けて伸ばすことで、この銅線を長いアンテナにするのが今回の改造だ。
つまり、「8つの小さな穴のいずれかに銅線を通し、銅線を外に伸ばす」改造を行う。
穴はかなり小さいので、100円均一に売っている針金などは、太すぎて入らない。
そこで、電子工作などに利用する電線を分解し、中から出てくる芯線を利用することにした。
(アース線、LANケーブル、USBケーブルなど、様々なケーブルで代用できる)
8つのいずれかの小さな穴に電線を通し、外に出す。このように↓
そして、分解したキーレスを組み立てていく。
電線は細く、切れやすいので、慎重に組み立てていく。
外に出したアンテナとなる芯線は、ネジでプラスチックを留める部分に、巻き付けておくと、外れにくくなるので良い。
(なお、左上にボタン電池が見えていると思うが、案の定、ボタン電池を入れ忘れて、もう一度分解するハメになりました)
改造の結果は!?
なんと、20mくらい離れた場所からでも、ドアのロック/ロック解除ができるようになった。
2m → 20m なので、素晴らしい電波強度の強化だ。
大満足だ。
特に、キーレスでトランクを開けるのが便利になった。
トランクの自動オープン機能は、だいぶゆっくりとトランクが開く。この待ち時間が無駄だった。
改造後は、遠めの段階でトランクを開けるボタンを押してトランクを開けることで、トランクに着く頃には、トランクは空いているという状態を作ることができるようになった。
時短だ。
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