社外スピーカーに交換して簡単に音質アップできた話



カースピーカーの交換

カーオーディオの音質を向上させたいと思ったら、最も手っ取り早いのは、スピーカーの交換だ。

純正でインストールされているスピーカーは、たいていショボい

私は、ハリアー350G Lプレミアムパッケージに乗っているのだが、純正スピーカーを取り出してみると、こんな感じ↓

純正スピーカー

持ち上げると軽い軽い

見よこのマグネットの小ささ。私のイチモツくらいの太さしかないんじゃないの?肉眼で見れますか?って感じ

スピーカーの音が鳴る原理は、磁石(マグネット)の近くでコイルに電流を流し、電磁誘導により磁場を反発させて、この力を利用してスピーカーコーンを動かすというもの。

この磁石がショボいと、それだけスピーカーコーンを動かすための反発の力が弱くなるので、迫力のある音が鳴らない。特に、低音は大きくスピーカーコーンを動かさないといけないので、磁石の強い磁場が必要となる。

オーディオのマニアの間で有名な話だが、「良い音を出したければ、少なくとも大きなマグネットを積んだスピーカーを使うこと」と言われている。

メルカリで安くて良いスピーカーが無いかな?…と探していると、3000円を切る価格で、Pioneer カロッツェリア TS-F17 が売られていたので、気づいたらポチっていた。

みよこの価格でこのマグネットのサイズ↓。ズッシリと重い、純正スピーカーとは雲泥の差。

カースピーカー TS-F17

古いスピーカーで、定価も1万円ちょっとくらい?とかなり安いが、純正よりは良かろうということで、さっそく交換することに。

スピーカーユニットに、ツイーター(高音を出すための口径の小さいユニット)が付いており、コアキシャルスピーカーと言う。
(反対に、ツイーターが別々に別れているものは、セパレートスピーカーと言う)

セパレートスピーカーの方が、定位が高く、臨場感といい良いのだが、車内にツイーター取り付けの施工をしないといけないので面倒だ。

とりあえずお試しということで、コアキシャルスピーカーにした。

TS-F17スピーカー

ツイーターの向きは、変えれるようになっており、高音の大きさなどの好みで変更可能だ。

ちなみに、Pioneer カロッツェリア TS-F17は、評判が良かったので、その後に TS-F1710 → TS-F1720 → TS-F1730 → TS-F1740 とマイナーチェンジを繰り返している。

それだけ、多くの人に愛されているスピーカーなのだ。

インナーバッフル

ハリアーのスピーカー取付部は、楕円形という斬新な形状をしている。そのため、インナーバッフルという板をスペーサーとしてかまさないといけない。

このインナーバッフルが音に与える影響も甚大で、注意して選んだ方が良い。

スピーカーの振動が、ドアに伝わるかは、このインナーバッフルの性能にかかっている。
なるべくガッチリと固定できる強いインナーバッフルを選んだ方が良い。

とは言って、重さやコストの関連があるので、MDF材という木の合板を使用した製品が一般的だ。

私は、アルパインのKTX-Y177Bを購入した。メルカリで。ボロボロのKTX-Y177Bが2000円ちょっとで売られていたので、ポチった。

メルカリで購入したインナーバッフルはボロボロ で、前のオーナーの使った跡のネジが飛び出していたりとサプライズがあったが、ガッチリスピーカーユニットを固定できればよく、インナーバッフルは目に見えないところにインストールされるので、問題ない。

インナーバッフル KTX-Y177B

ミニボートのモーターマウント用に買っておいたステンレスの手頃なネジがあったので、これで固定した。ガッチリ固定できた。

インナーバッフルKTX-Y177B

手元にあったネジなので、インナーバッフルから突き抜けて飛び出しているのはご愛嬌だ。

国産メーカーの車のスピーカー端子は、ちょっと特殊な形状なため、こういうアダプタ↓をかませてあげる必要がある。

いざ、カースピーカーの交換!

デッドニングが終わったフロントドアに、購入したカースピーカーをインストールする。

デッドニングの方法は、以下のエントリに書いたので適宜参照ください。内張り剥がしの方法も書いています。

デッドニングとは? カーオーディオの基本事項に、デッドニングがある。 デッドニングとはなにか? 日本では「デッドニング」とだけ...

内張りを外して、スピーカーホールにアクセス↓

デッドニング - スピーカーホール

ここで、インナーバッフルを充てがってみると、ドアの鉄板とインナーバッフルの間に隙間が生まれてしまうことが判明。

隙間があると、反対位相の音が前面に回り込み、キャンセリングノイズとして悪さをする。

そこで、こういった隙間テープで間を埋めてあげる(材質は、防音の効果からできればエプトシーラーが良い)。

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隙間テープをペタペタ

ぐるりと1周インナーバッフルを囲めばOK

隙間テープを貼ったインナーバッフル

これに加えて、車内側にあるスピーカーを保護するためのネット(内張り)とドアの間の隙間に音が漏れないように、フロント側にも隙間テープを貼っておくと良い。

エプトシーラーによるデッドニング

あとは、もともと純正スピーカーを取り付けていたネジを使って、スピーカーを取り付ければOKだ

カースピーカーの交換

ついでに、制振シートを貼るなど、デッドニングをオススメする。
スピーカーが持つ本来の性能を引き出すことができるからだ。

カースピーカー交換のついでに制振シート

内張りを戻したら完成!

車内から見ると、うっすらスピーカーコーンや、インナーバッフルの茶色が見えて、少しアクセントになりカッコいい。

車内から見たカースピーカーの外観

交換後の音の感想

スピーカーを交換した後は、1日くらい大きめのボリュームで音楽を流して、スピーカーを落ち着かせた方が良い。

エイジングともまた違うと思うのだが、1日くらいは、スピーカー等が少し動いて最適にハマる場所を模索するようで、最初は低音スカスカで迫力が無いのである。

しばらく経った後の音質の感想はこんな感じだ。

[低音]
低音の迫力がズドンズドンになった。あと、純正では出ていなかった超低音も出るようになった。EDMやR&Dなどを聴くことが多い私は、低音の迫力は嬉しい。腹に来るズーーーーンという音を鳴らせるようになった。大きなマグネットのおかげかな?

[中音]
中音はあんまり変わらない。音圧が少し高くなったかな?程度

[高音]
さすがツイーターという感じ。これまで、ツイーターが無く、ダッシュボードにスコーカーが付いているだけだったので、高音のキラキラとした音がとてもキレイになった。特に、シンバルや鈴の音がキラキラしてきれいだ。加えて、ステレオ感が向上した。高音のこれまで聞こえなかった音も聞こえるようになった。

[全体]
1枚ベールを剥がしたように、クリアさが増した。そして、高音がキラキラして澄み渡り、低音の迫力が増した。音量を上げても、疲れない音になった。純正と比較すると雲泥の差だ。スピーカーを交換してよかった。

手間はかかるが、フロントスピーカーは絶対交換した方が良い。車で音楽を聴くのが更に楽しくなった。

コアキシャルスピーカーのツイーターを殺す

実は、私の車(ハリアー350G Lパッケージ)には、ダッシュボードの右奥と左奥に、純正ツイーターが付いている。
そして、後から、フロントドアにコアキシャルスピーカーをインストールした。

実は、ツイーターが4つもあるイケてない構成になってしまった。つまり、こんな構成になっている↓

ツイーター:4個(ダッシュボード左右2個、フロントドア左右2個)

ウーファー:フロントドア左右2個、後部座席ドア左右2個

低音は指向性に乏しく障害物を回り込む特性があるので、どこにスピーカーがあるのか分かりづらい。つまり、語弊を恐れずに言うなれば、ウーファーはどこに何個置いても良い

対して、高音は、指向性があり障害物を避けづらい特性を持つ。従って、ツイーターは耳の高さに置くのが良く間に障害物が無い方が良い。また、「比較的高い音により、どこから音が聞こえているか」を人は判断するので、ツイーターが4つもあると、「いったい音源はどこだ?」となり、定位が損なわれる。中音〜高音が相殺されたような、音がぼやけたような印象を受け、また、音源の場所が特定できないのでストレスが貯まり疲れる音になる。

足元にツイーターを置くのは、オーディオ学からするとNGなので、フロントドアに設置したコアキシャルスピーカーのツイーターを殺すことにした。

方法は簡単だ。
ツイーターにつながる配線をニッパーで切断するだけだ。

コアキシャルスピーカーのツイーター殺し

このピンクでマーキングした配線が、ツイーターへつながる配線だ。
(その前段に、直列でカップリングコンデンサとして電解コンデンサがつながっており、これによりツイーターに接続する信号の低音をカットしているが、これは残しておいても、配線カットにより回路は断絶されるので、問題ない)

コアキシャルスピーカーのツイーター殺し

配線切断後は、絶縁テープなどで、切断面を保護しておくと良い。

コアキシャルスピーカーのツイーター切り離し後の音質

おったまげた。とても音質が向上した。なんということだ。ツイーターを複数設置することの害がよく分かる結果となった。

[低音]
低音の迫力が増した。特に、100〜200Hzくらいの音の締まりが良くなり、低音のスピード感と腹に来る感が増した。なぜ低音の迫力が増すのかは謎である。
コアキシャルスピーカーのツイーターを殺すことで、余計な電力消費が無くなり、ウーファーにへの電力供給性能が向上したからか?(ただ、低周波用のインピーダンスは変わらないはずなので、謎だが)
それとも、スピーカーセンター部にあるツイーターが振動しなくなったことにより、ウーファー用スピーカーコーンの振動が低音に集中できるようになったからか?
それとも、ツイーター4つで高音の量感が多かったのが、ツイーター減設により、高温域の量感が減り、相対的に低音が増したように感じるのか?
原因は不明だが、とても効果があった。

[中音]
中音はあんまり変わらない。

[高音]
スッキリした。キラキラ感は損なわれたが、その分聴いていて疲れない音になった。物足りなければ、ボンネット上の純正ツイーターを、社外製に交換すれば良い。

[全体]
定位が増した。これまでの散らかったボワボワした感じは無くなり、目の前で演奏してる感が強くなった。長い時間聴いていても、疲れなくなった。あと、全体的にボリュームを上げても、音がウルサイ感じがしなくなった。また、中音〜高音域の解像度が上がり、小さな音も聴き分けられるようになった。

やはり、ツイーターが複数設置されるというのは、百害あって一利なしである。

コアキシャルスピーカーのツイーターにつながるケーブルを切断するのには勇気が要るが、ツイーターが必要なときはハンダ付けすれば良いだけなので、何の問題も無い。

次は、純正ツイーターを社外ツイーターに交換したくなってきた。

【追記】社外ツイーターに交換してしまいました↓

ツイーターの交換 カーオーディオの音質を手っ取り早く向上させる方法はスピーカーの交換だ。 フロントドアのスピーカーを交換した(下記エ...



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