ホームベーカリーで作るふわふわしっとり食パン|バター不要!マーガリンで作る

ホームベーカリーを購入してからというもの、パンを購入することが無くなった。だって、自分で作る食パンが一番おいしいんだもん!
パン作りってめんどくさいイメージがあったが、材料を入れてスイッチを入れるだけ。たったこれだけで、自分史上一番おいしい食パンが手に入ります。

朝目覚めた時に、香ばしい焼きたてのパンの香りでお部屋が満たされているあの幸福感は、最高です。

今日は、ふわふわしっとりな食パンを、強力粉、砂糖、塩、マーガリン、牛乳、ドライイーストだけで作るとっておきのレシピを紹介しちゃいます!

ホームベーカリーで簡単食パン

ふわふわしっとり食パンのレシピ

さっそくレシピを紹介しちゃいます。
結論は冒頭で簡潔に、と私の指導者に習ったので、たまには実践しておこうという訳で。

(1)強力粉 250g
(2)塩   小1(5g)
(3)砂糖  大3(25g)
(4)マーガリン 30g
(5)牛乳  180ml
(6)ドライイースト 小1/2(2.5g)


たったこれだけ。
高価なバターは不要です。代わりにマーガリンを使います。

(1)〜(5)を何も考えずにホームベーカリーにぶち込むだけ

あとは、忘れずに(6)ドライイーストを、ホームベーカリーのイースト格納スポットに収めるだけ!

ホームベーカリーレシピ

コースは、「食パン」。
焼き色は、「淡」。


にセット!

ホームベーカリーでしっとり食パン

このレシピで食パン1斤に必要なコスト

なんと、このレシピだと、食パン1斤で 94円 くらいだ!

なんと、100円を切る破格で作ることができる。こんなに美味しい食パンが!
頻繁に作るものなので、安いに越したことはない。

やはり、ポイントは高価なバターを使わずに、安価なマーガリンを使うことで、コストカットが達成されている点であろう。
強力粉は、スーパーで売られている普通の値段で算出しているが、業務スーパーなどでもっと安く仕入れすることもできるので、もっと安く仕上げることも可能だ。

【内訳】
・強力粉: 250gで50円くらい
・牛乳: 180mlで30円くらい
・ドライイースト: 2.5gで10円くらい
・マーガリン: 30gで4円くらい
・砂糖と塩: ほぼ無料くらいの量

ふわふわしっとり食パンレシピの解説

ふわふわにするためのコツ

スキムミルクではなく、牛乳を使う!

ホームベーカリーのレシピとして、「水180ml+スキムミルク」を紹介しているレシピが多い。
しかし、ここはぜひ、牛乳180ml を使って欲しい。
牛乳を使ったほうが、ふわふわに仕上がるからだ。

また、牛乳100%の方が、甘くミルキーに仕上がる。

バターの代わりにマーガリンを使う

これは意外に思われるかもしれないがバターよりもマーガリンの方が良く膨らむのだ。

ふっくら軽く仕上げたい時は、マーガリンを使うと良い

味は、バターの方が濃厚に仕上がる感じはするが、正直食べ比べをしない限りは気づかないくらいの違いだ。バターとマーガリンではだいぶ金額差があるので、迷わずマーガリンを使って良いだろう。

また、マーガリン(バター)は多めに入れた方が、しっとり仕上がるので、少し多めに入れると良い。

しっとりにするためのコツ

ちょっと科学的な話になってしましますが、パンが膨らむ原理を解説しておきます。
パン作りに欠かせない酵母(イースト)が、砂糖の主成分であるショ糖を、ブドウ糖と果糖へ分解する。この分解の際に、炭酸ガスを発生させ、このガスが生地の間で網状の空間を作って、膨らむという原理だ。ここで、砂糖が登場したので、砂糖やハチミツの効果について述べる。

砂糖の量を少し増やす(増やし過ぎはNG)

砂糖の量を増やすと以下の効果がある。
・よく膨らむ
→先ほど、パンが膨らむ原理で述べたように、砂糖とイーストのコラボレーションにより、炭酸ガスが発生して膨らむ。少し砂糖の量を増やすと、よく膨らむようになる。ただし、砂糖の量を増やしすぎると逆効果で、強力粉の10%を超えると、砂糖がイーストの活性を損なってしまい、逆に膨らまなくなる
強力粉を250g使っているので、最高の活性条件を作れる砂糖含有率=10%であるので、砂糖25gを採用している。

・しっとりする
→砂糖には水を吸着する力がある。そのため、パンを焼く時に、生地の水分保有力を向上させ、水分が蒸発しづらくなるため、しっとり仕上がる。

・焼き色が濃くなる
→これは焦げる訳ではなく、化学反応だ。専門用語では、メイラード反応と言い、パン生地のアミノ酸と糖を混ぜた状態で加熱すると、褐色物質(メラノイジン)を生み出す。そのため、焼き色が濃くなるのだ。
焼き色が濃くなるので、砂糖を増やす時は、ホームベーカリーの焼き色設定は、「淡」に設定しておくと、丁度良い色目になる。

砂糖を25g入れて、「淡」に設定して焼いた時の色目はこんな感じ↓
食パンらしい良い色でしょう?

ホームベーカリーの焼き色


・冷めた時に固くなるのが遅くなる

→冷めた後、パンが固くなると思う。砂糖には、前述したとおり、水分を吸着する力があり、水分の蒸発を抑えることができ、固くなりづらくなる。冷めてもふっくら美味しいままという訳だ。

・甘くなる
→ま、砂糖を入れているので、それはそうだよねっていう。

蜂蜜(ハチミツ)を加える

蜂蜜(ハチミツ)も、謂わば砂糖の一種なので、前述した砂糖の量を増やすのと同じ効果を得ることができる。

砂糖よりも、甘みがあって、コクが出るので、お金に余裕がある時はハチミツを使ったほうが美味しく仕上がる。

ホームベーカリーを持ってるなら絶対に買った方が良いグッズ

完全に横道に逸れるが、ホームベーカリーで頻繁に食パンを焼くようになると、食パンを切る機会も増えるだろう。
そんな時、「食パンを切るための台座=ヨコ切りスライサー」と、「パン切りナイフ」は是非持っておきたい。便利すぎるので。

ヨコ切りスライサー

コイツは画期的なパン切り台座だ。
横向きにパンを寝かせて切ることができるので、パンの厚みが安定するし、切る時の圧力で、パンがクシャっとなったりしない。

カットする厚みも簡単に変更できる。

絶対に買っておくべき逸品だ。

パン切りナイフ

パン切りナイフはやっぱりあると便利。

包丁でパンを切ると、クシャっとパンが型くずれを起こしてしまう。

私はAmazonで買ったこのパン切りナイフを使っている。価格以上の価値がある素晴らしいパン切りナイフだ。

コメント

  1. nori より:

    こんどはこちらからコメントさせていただきます。
    アンプのページに「返信」で再コメントさせていただきましたが、うまく届いていないかもしれません。使い方がどうも?

    ホームベーカリーには私もこだわりがありますのでちょっとコメントを……
    今使っているホームベーカリーはNationalのBT-100です。これはかなりの初期型(1994~1995年製)で機能は少ないですが味は抜群です。一度壊れてPanasonicを購入しましたが満足のいくパンが焼けないのでまたBT-100を中古で探し当て入手しました。本当にはっきりと違いがあります。
    BT-100よりも古いのがBT-2ですが、こちらはもっとおいしいかもしれません。
    少し大型ですがいつかは入手したいと思ってます。
    我が家もマーガリンです。でもマーガリンはネオソフトに限るというのが最近になって判明しました。少し前に「……バター入り」というのをはじめて使用しましたが油臭くてダメでした。
    メカニズムはそれなりに理解しているつもりでしたが、褐色色素のお話は知りませんでした。恥ずかしながら焦げていると思ってました。
    あと砂糖を入れすぎるとなぜダメなのか……
    これは砂糖の浸透圧が上がり過ぎて酵母が繁殖しずらくなるということだと思います。それから砂糖は白砂糖よりもきび糖の方がうまく焼けると思います。

    アンプのページ、またコメントいたします。