椅子がフローリングの上を滑って座りづらかった
コロナ禍になったのち、在宅勤務により自宅の椅子に座る時間が飛躍的に長くなった。
椅子というのは、健康にとってとてもたいせつな家具である。
長い時間座るので、合わない椅子に座っていると、腰が痛くなるし、肩凝りもひどい。
私の場合は、椅子自体は特に身体に合わない訳ではなかったのだが、床がフローリング素材であり、椅子はオフィスチェアによくあるとおりコロコロ(キャスター)が付いており、ツルツルしたフローリング床の上で滑って、とても座りづらかった。
ちょっと気を緩めると、コロコロと椅子が後退し机から遠ざかってしまう。
それを防ぐために、身体に変な力を入れてSTOPさせなければならず、けっこう身体に負担がかかっていたようだ。
在宅勤務が多くなってから後、数ヶ月すると、次第に腰が痛くなり始めた。
椅子を買い換えることも考えたが、コロコロ(キャスター)部分だけのために、椅子全体を交換するのも、もったいない話だ。
という訳で、椅子のキャスターを固定化する方法を調べてみることにした。
椅子のキャスターを固定化する方法
椅子のコロコロ(キャスター)を固定化する方法は、色々と調べてみると、3種類に大別されることが分かった。
「1,床にカーペットを敷く」、「2.キャスター受け皿を取り付ける」、「3.固定脚に取り替える」の3種類だ。
それぞれ、簡単に紹介したいと思う。
1.床にカーペットを敷く
コロコロ(キャスター)がフローリング床の上をツルツルと滑ってしまい、動摩擦力が小さいことが原因なので、動摩擦力を高く(強く)してあげる方法だ。
つまりは、床とキャスターの間の抵抗が大きくなるように、カーペットや足ふきマットのような素材を敷いてあげることで、コロコロ(キャスター)が転がりづらくなる。
この方法は王道だと言える。
メリットは、椅子を改造する必要がないので、コロコロ(キャスター)で椅子を動かしたい時に便利だし、床に傷を付ける心配もないことだ。
デメリットは、フローリング床を隠して、新たにカーペットを敷く必要があり、景観が損なわれることが挙げられる。後は、夏場はフローリング床と比較して暑く感じることだろう。
気に入ったサイズ・デザインのカーペットが見つかれば、この方法で問題ないだろう。
だが、なかなか気に入ったカーペットは見つからないものである。
2.キャスター受け皿を取り付ける
コロコロ(キャスター)が回転しないように、キャスターを固定化する受け皿を敷くという方法だ。
メリットは、椅子自体を改造する訳ではないので、椅子をそのまま活かすことができること。
デメリットは、キャスターの下に皿を敷くので、見た目がモッサリしてしまうことだ。あと、椅子が少し浮いた時に、キャスターが皿から外れることがあり、いちいち皿をはめるのが面倒という点も挙げられる。
3.固定脚に取り替える
椅子のコロコロ(キャスター)は、金属の棒とワッシャーのような器具で椅子に固定化するものが多いように思う。
この形状は一般的になので、この固定穴と互換性のある固定脚に取り替えれば、コロコロ(キャスター)を、ただの固定脚に変身させることができる。
メリットは、見た目がスッキリしており、安定性も高いこと。
デメリットは、特に見当たらない。強いて挙げるなら、椅子をキャスターで動かしたい時に、もはやキャスターは無くなるので移動させづらいことくらいだろうか。
これが一番オススメの方法だ。
キャスターを固定脚に取り替え
さっそく、Amazonで固定脚を購入した。
なんと、700円くらいで購入することができた。
安いものだ。もっと早く調査して買っておけば良かった。
届いたものがこちら↓
これは、ナカバヤシ社の椅子用の固定脚なのだが、キャスター取り付け穴は規格化されているようで、とても汎用性が高い。
私のオフィスチェアにも問題なく取り付けが可能な形状だった。
なぜこれを選んだのか?というと、一番安かったし、レビューの評価も高かったからだ。
ちょうど5つ入っており完璧だ。
さっそく取り付けてみた。
元々付いていたキャスター(コロコロ)をスポっと引き抜き、新しく購入した固定脚をスポッと取り付けるだけだ。
特殊な工具等は一切不要で、素手で交換が可能だった。
(しかも、そんなに力も必要なかった。)
キャスター固定脚を取り付けた後のルックスは、こんな感じで、純正の脚か!?と思えるくらいシックリくる。
シンプルでカッコよい。
固定脚への交換後の感想
コロコロ(キャスター)を固定脚に交換してみた訳であるが、端的に言って「最高」だ。
めちゃくちゃ座りやすい!
なぜもっと早く交換しなかったのだろう!
コロナ禍になり、在宅勤務となってから、1年強もフローリング床の上で無駄にスケートをしてきたのが馬鹿らしく思える。
ズッシリと背もたれにもたれても、ビクともしない。
これがこんなにも身体にとって楽なことだとは知らなかった。
キャスターが転がらないように、変な力を入れる必要が無いので、自然と猫背だった背筋が伸びて、姿勢が良くなったようにも思う。
これは健康にとって、すごく良いことだ。
あとは、見た目ですね。
スッキリして、カッコいい。
やっぱり、キャスターってちょっとモッサリしている感じなので、シュっとする。
1点気をつけないといけないことがあり、キャスターと比べて、固定脚は高さが若干低くなるので、目一杯椅子の高さを高くしていて、これ以上高くできないというところで使っていた人は、固定脚に変更することで、椅子の高さが低くなってしまうおそれがある。
通常であれば、椅子の高さ調節機能で問題なく好みの高さにセッティングできると思うが、限界に達している人は注意されたい。
座布団(クッション)を導入したお話
話は変わってしまうが、私のオフィスチェアは、楽天市場で格安で購入したものなので、長く使っているうちに、座る部分のクッション性が低下し、椅子の脚や背もたれをを取り付けているボルトが尻に刺さるようになってきた。
椅子購入当初は、尻でボルトの場所を探り当てられるくらいの程度だったのに。
これは良くない。
良い座布団を購入して、なんとかこの難を凌いでいこうと思う。
(座布団の購入レポはまた後日書きます)
ということで、座布団(クッション)を購入しました。
こういう、低反発クッションなやつですね。
あまり急ぎではなかったので、今回は中国のアリババのECサイト=AliExpress(アリエク)で購入することにした。
https://s.click.aliexpress.com/e/_9x8vWF
(↑AliExpress(アリエク)商品ページのリンクです)
届いたのがこちら↓
低反発クッションと謳っているだけあって、座り心地は最高だ。
お尻の感触では、ボルトの存在を完全に検知できなくなった(あたりまえか)。
時々お尻が固い椅子に当たって、局所的に痛くなったり、血行が悪くなったりしていたが、そういう不都合は完全に解消した。
なんか、椅子に座布団を載せるのは不格好だしずっと敬遠してきたのだが、いざ座布団を載せてみると、そのフワフワ感とお尻の幸せ感は最高だ。
完全に食わず嫌いだったようだ。
付随的な効果になるが、お尻にゆとりができたからか不明だが、背筋を伸ばすことが多くなったように思う。
この効果により、姿勢が良くなり、腰痛が軽減された。
これは有り難い。
あと、すごく細かいところだが、ちょうどお尻の肛門あたりが空洞になるように工夫されているので、仮に私が痔になっても安心だぁと、心理的安全性もバッチリだ。
これまた、なぜもっと早く買わなかったんだろう?という品の一つだ。
会社用にも買おうかな…
コメント
固定脚いいですよね、腰への負担が全然変わってきます。
お腹のとこに適当なクッションを置いて、背もたれとクッションで身体をサンドイッチするようにすると、長時間姿勢がキープできます。自分はそういう風にしてから腰痛がなくなりました。
尚、固定脚はSANWA SUPPLY OAチェア用固定脚 SNC-ADJST4などは高さもあり、椅子の高さが変わらないので、こういうのもおすすめです。
情報ありがとうございます!
私もサンドイッチやってみます!!