メンブレンキーボードと比較して、メカニカルキーボードのタイピングの爽快感は比較にならないくらいの気持ちよさがある。
せっかくメカニカルキーボードを買うのであれば、スイッチのクリック感が強くて、「いかにもメカニカル」という「青軸」を買った人も多いのではないだろうか。
私もその中の一人だ。
しかし、「青軸」を初めて使った人は、みんな思うことだろう。
青軸はうるさい!
Amazonでメカニカルキーボードを購入し、さっそく翌日に届いて、ルンルンな気持ちで開封し、さっそく使ってみると、さっそく同居人である彼女が「そのキーボードめっちゃうるさいね!」と言ってきた。
ルンルンな気持ちが、ショボーンに変わってしまった。
焼け石に水感は否めないだろうが、そんな訳で、青軸のメカニカルキーボードを少しでも静かにできないか、チャレンジしてみることにした。
購入したメカニカルキーボード(青軸)
メカニカルキーボードと言うと、HHKB や FILICO の高級キーボードを思い浮かべる方も多いと思うが、近頃は便利な世の中になった。
ハイクオリティなメカニカルキーボードが、中華製で超絶安価に入手可能になった。
その中でも、「安価なのに品質高くて素晴らしい!」ということで有名な「e元素」のメカニカルキーボードを買ってみることにした。
e元素は素晴らしくて、スイッチ(軸の種類)を自分で選んで購入することができる。
タイプ音 | キータッチの重さ | クリック感 | |
赤軸 | 静かめ | 軽い | なし |
茶軸 | 中くらい | 中くらい | 僅かにあり |
青軸 | 大きい | 重い | あり |
メカニカルらしさが最も溢れているのは、「青軸だ!」という前評判を見て、「青軸」を購入した。
届いたのがこちら↓
81キーを持つ英字キーボード。
作りはめちゃくちゃしっかりしていて、ズッシリと重い。公式のデータに依ると、780gの重量があるらしい。
Cherry 青軸スイッチと互換性がある。
独立スイッチ(複数のキーを同時に押してもそれぞれ個別に認識可能)採用、生活防水でコーヒーをこぼしても安心。
ゲーミングキーボードなので、青色LEDがつつましく光る(光るパターンは設定で変更可能)。
キーキャップはABS樹脂だが、それなりに高級感があり、肌触りも良い感じ。
(PBTなどの高級感ある材質にはやはり劣る)
印字は長時間使用しても薄くなりづらいレーザーエッチング。
こんな感じで、ひととおり欲しい機能は揃っている感じ。
これがこんなにも安い値段で購入できるなんて、良い時代に生まれてこれて良かった。
キーキャップを外すと、スイッチ(軸)のお披露目。
ちゃんと青軸が付いている。
キータッチは、打鍵感がしっかりしており、青軸ならではの「クリック」感が気持ち良い。
思ったよりもバネ圧は軽く、軽快にタイピングできる感じ。
打鍵音は大きい。だって、青軸だもの。
打鍵音(タイピング音)の分析
打鍵音(タイピング音)は、大別して「クリック音」「底打ち音」「戻り音」の3つに分類できるだろう。
音の特徴 | 分析 | |
クリック音 | チッ or カチッ or パチッ | 青軸のクリック音、スイッチが押されることで、スイッチ自体が発する音 |
底打ち音 | ピーン or トン(高音) | キーキャップが底に当たった時に発する音。タイピングの強さにより底に当たる音の大きさや高さが変わる。キーキャップが軽いABS樹脂なので、強くタイプすると、ピーンと高音の安っぽい大きな音がする。 |
戻り音 | ストッ or ターン | スイッチのバネが元に戻りきった時に、発する音。キーキャップの中の空間が共振してそれなりに大きな音が鳴る。 |
気になるのは、キーキャップがABS樹脂で軽いからなのか、底打ち音のピーン or トンという高音の安っぽい音が気になる。
戻り音も、底打ち音ほどではないが、高音で軽い音なので、少しだけだが安っぽく感じる。
クリック音は、良い感じで、それこそ「メカニカル」という字のごとく、機械のスイッチっぽい音が鳴って個人的に好きだ。
だが、私はラッキーかもしれない。
「底打ち音」については、静音化リングを取り付けることで静かにすることができるのである!
このe元素のメカニカルキーボードの嫌いな「底打ち音」をマシにするために、静音化リングを試してみることにした。
青軸に静音化リングを付けてみる
詳しい人が「青軸に静音化リングを付ける」と聞けば、きっとこう思うことだろう。
青軸に静音化リング付けるってバカなの?
そうなのだ、青軸を買う人は、打鍵音なんて気にしないことを前提に購入するからだ。
そして、静音化リングを付けても、クリック音は静かにならないからだ。
ただ、私は底打ち音の安っぽさを改善したかったので、敢えて静音化リングを付けてみることにした。
千円くらいも出せば、大量に購入することができる。
シリコン製が静音性に優れ、丈夫なのでオススメらしい。
さっそくキーキャップを外す↓
このように、キーキャップを外して↓
キーキャップの軸受け(+マークの棒)にリングを装着する。
(白いキーキャップに、白濁色の静音化リングなので、写真じゃほぼ分からんですね)
1時間くらいかけて、81キー全てに静音化リングを取り付けた。
これが静音化リング装着後の写真だ。
いかがですか?
静音化リングを装着してカッコよくなったでしょう?(見た目は全く変わりません)
静音化リング装着後の打鍵音(タイプ音)の変化は、こうなりました↓
before | after(静音化リング装着後) | |
クリック音 | チッ or カチッ or パチッ | チッ or カチッ or パチッ (変化なし) |
底打ち音 | ピーン or トン(高音) | トン(中音) 静かになった! ピーンという安っぽい高音が無くなった |
戻り音 | ストッ or ターン | ストッ 若干静かになった ターンと響く高音は無くなった |
底打ち音が圧倒的に小さくなりました。
嫌いだった「ピーン」という安っぽい高音が消えて、クリック音だけが軽快に鳴るようになり、気持ちの良い音になりました。
キーキャップにシリコンリングを付けたことで、多少キーキャップの質量が重たくなったことに起因してか、副産物として戻り音も若干静かになった。
これは儲けものだ。
まとめると、こんな感じだろうか。
・青軸であっても、底打ち音は静になる。
従って、底打ち音が気に入らないキーボードであれば、静音化リングを付けると大きな効果を得ることができる。
・クリック音は変わらない。
静音化リングをつけたところで、青軸のカチカチというクリック音には変化がないため、クリック音の静音化を目的に静音化リングを付けても意味がない。
加えて、静音化リングを付けると、キーキャップに下駄を履かせることになるため、タイピングの深さが若干浅くなる。
今回は、1.5mmのシリコンリングを使用したが、体感でだいたい1mmくらいキーストロークが浅くなった。
キーストロークが浅くなることはすごく良くて、タイピングが高速になった。
(底に打つまでのスピードが早くなるので高速だし、その分指の運動量も少なくて済むため、指も疲れづらくなったように思う)
青軸を赤軸に変更してみる
青軸に、静音化リングを付けて、底打ち音が静かになったので、それなりに満足していた。
しかし、Web会議の打合せ中に、メモを取る時等に、青軸のスイッチによるカチカチ音がけっこううるさくて、話者の声が聞き取れないことがあったので、仕方がなく青軸を赤軸に変更してみることにした。
青軸はうるさいから、赤軸に変更!
私のキーボードは、Cherry MXスイッチ互換なので、スイッチだけをある程度簡単に交換することができた。
Amazonで買うと、スイッチ10個入って1000円くらいだろうか?
せっかくお安い中華製のキーボードを使っているので、軸(スイッチ)も安くGETしたい。
ということで、AliExpress(アリエク)というアリババ(Alibaba)が運営する中国のECサイトで購入することにした。
Amazonと比較してだいたい半額くらいで購入できるのだが、商品が到着するまでに2週間〜1ヶ月程度かかるので、急いでいるときは使えないのが玉に瑕だ。
AliExpress 赤軸 Cherry MX互換スイッチ 10個入り
https://s.click.aliexpress.com/e/_AffUed
(↑AliExpress(アリエク)の商品ページリンクです)
アリエク初めての方は、ぜひ下記招待コードを使って登録ください。
2500円程度のクーポンを取得することができます。
(このブログの著者にも500円程度のクーポンが贈呈されてしまいます)
招待コード= INEBSA49
なんと、10個入って、150円程度で購入することができた。
しかも、AliExpress(アリエク)にはめずらしく、注文してから10日で到着した。早かった!
全部で80個購入しておいた。
左がe元素に元々ついていた青軸、右がAliExpress(アリエク)で格安で購入した赤軸
こんな感じで、ちゃんと互換性がある。
e元素のキーボードには、スイッチを外すための簡単な器具が付属していたので、それを使ってスイッチを取り外す。
けっこう固いので、力を入れて取り外す。
キートップ(キーキャップ)と異なり、キースイッチはかなり外すのが難しいので、ちゃんとした工具を買っておいたほうが良いかもしれない。
私はスイッチを8個も粉砕して壊してしまった。
こんな感じで、簡単にキースイッチを交換することができる。
青軸から赤軸にチェーンジ!!
どんどんキーキャップを取り外し、青軸をスパスパと抜いていく。
スパスパスパスパスパ↓
ちなみに、F1〜F12、DEL、HOME、END、PGUP、PGDNのキーはあまり押さないので、誤って押すことを予防するために、これらのキーは青軸のままにすることにした。
勢い余って、F1〜F12、DEL、HOME、END、PGUP、PGDNのキーを押してしまっても、カチッと音が鳴るので、押したことが分かるというメリットもある。
また、Fnキー(ファンクションキー)を押すときは、カチッとスイッチを押す感覚で押下できるので、これまた気持ちが良い。
これはけっこう便利だ。気に入っている。
自分でキーボードをカスタムするからこそできる工夫である。
約40分程度の時間をかけて、65個ほどのスイッチを交換した。
青軸→赤軸への変更レビュー
AliExpress(アリエク)で格安でGETした赤軸だが、苦労して青軸を赤軸へ交換した結果、下記のような音の変化になった。
before(青軸) | after(赤軸) | |
クリック音 | チッ or カチッ or パチッ | なし! |
底打ち音 | トン | トン (気持ち音が小さくなった気がする) |
戻り音 | ストッ | ストッ (変化なし) |
青軸の「クリック音」が、赤軸にすることで完全に無くなるので、めちゃくちゃ静かになった!
こんなにもクリック音ってうるさかったんだ!というくらいに、赤軸にすることで快適になった。
クリック音が無くなったので、今度は「戻り音」が気になるようになった。
戻り音の音量自体は、赤軸にしてうるさくなるどころか、むしろ静かになったのだが、青軸のクリック音が無くなったので、目立ってしまった感じだ。
これは、今後ABS樹脂のキーキャプから、PBTのキーキャプに変更することで、マシになることだろう。
今後、PBTのキーキャプに変更することにしたい。
また、打感だが、青軸の小気味よいクリック感は無くなってしまったが、クリック感が無くなったおかげで、高速にタイピングすることができるようになり、作業効率は向上した。
また、タイピングが軽くなったので、指が疲れづらくなったように思う。
良い事尽くしだ!
では、最後に言ってしまおう。
なぜ最初から赤軸のキーボードを買わなかったんだ!
キーキャップをPBT素材へ交換!
スイッチを赤軸に交換して、クリック音が無くなり、かなり静かになり快適になった。
ただ、まだ安っぽいカチャカチャ音がしてしまう。どうしたものか。
その原因は、キーキャップ(キートップ)の素材だったようだ。
e元素の中華製格安キーボードに付属してきたキーキャップは、当然安価なABS樹脂製のキーキャップだった。
ABS樹脂のキーキャップの特徴
ABS樹脂とは、下記3種類の素材を組み合わせたプラスチックだ。
素材名 | 性質 |
アクリロニトリル | 耐熱性、機械的強度、耐油性 |
ブタジエン | 衝撃性 |
スチレン | 光沢性、加工性 |
お察しのとおり、アクリロニトリル、ブタジエン、スチレンの頭文字をとって、ABS樹脂という名称が付けられている。
かなり強い素材で加工しやすいため、キーキャップの素材としてはかなり一般的で普及している。
しかし、後述するPBT素材と比較すると、耐久性が弱く、光による色あせの発生や、摩耗による表面のテカリなどが発生してしまう。
そして、素材感は、ツルツルしており、軽い。
ツルツルした素材感が好きだという人もいるので、ここは好みだろう。
重要なのは、質量の軽さだ。
軽いため、キータイプした際の戻り音が、カチャカチャと高音で、言葉を選ばずに言うと、安っぽい音になってしまう。
ということで、人気なのがPBT素材のキーキャップだ。
PBT樹脂のキーキャップ
PBT樹脂とは、ポリブチレンテレフタレート樹脂という名前が正式名称だ。
三菱ケミカルさんの解説を引用すると、このように書かれている。
PBT樹脂は、テレフタル酸(TPA)と1,4-ブタンジオール(1,4-BG)を重縮合させて得られるポリエステル樹脂です。非強化、ガラス繊維(GF)強化、難燃等の各標準グレードの他に、低ガスタイプ、耐加水分解タイプ、低反りタイプ等、種々のグレードがあり、用途に応じた最適なグレード選択が可能です。
出典:三菱ケミカル株式会社
これじゃ専門性が高すぎて難しいので、長所短所を調べてみると、KDAさんのサイトに分かりやすい解説が載っていたので引用させていただく↓
【長所】
・熱安定性 長期間熱安定性に優れる
・寸法安定性 吸水率が少ない
・電気的特性 熱可塑性樹脂の中では最も高い値。
・絶縁性が高い。
・耐候性が良い。
・耐薬品性 有機溶剤、油、ガソリン等には長期耐性 自己消火性である。
【短所】
・強アルカリ、フェノール類、に弱い。
・高温高湿度環境下で加水分解する。 エステル基があるため
・融点が高いため、加工しづらい。
無敵と言っても良いくらい、良い特性のようだ。
ただ、PBT樹脂は融点が高いため、加工が難しく、高価になってしまうデメリットがある。
なので、PBT樹脂のキーキャップは、高価だが、人気があるのだ。
PBT樹脂の質感は、サラサラ or ザラザラしており、好みが分かれるところだ。
私は、このマッド感というか無骨感がたまらなく好きだ。
あと、見た目はテカテカしておらず、無印良品で売られているような(勝手なイメージ)素朴感のあるマッドな感じで美しい。
PBT樹脂のキーキャップは、質量が大きいため、キータイプした際の音は、スコスコ or コトコトという感じの低めの音になる。
ABS樹脂のカチャカチャ音が嫌いな人は、PBT樹脂のキーキャップに変更すると、幸せになれるかもしれない。
PBT樹脂のキーキャップへ交換
前置きが長くなってしまったが、キーキャップ交換のレポートに移る。
AmazonでPBT樹脂のキーキャップを探していたのだが、結構高価だ。
さすがPBT樹脂という感じだ。
そういう訳で、困ったときのAliExpress(アリエク)。
アリエクに1300円でPBT樹脂のダブルショットキーキャップが売られているのを発見したので、これを購入した。
https://s.click.aliexpress.com/e/_ANiV9B
(↑AliExpress(アリエク)の商品ページへのリンクです)
アリエク初めての方は、ぜひ下記招待コードを使って登録ください(←本日2度目の宣伝 笑)。
2500円程度のクーポンを取得することができます。
(このブログの著者にも500円程度のクーポンが贈呈されてしまいます)
招待コード= INEBSA49
AliExpress(アリエク)は、中国から商品が届くまで時間がかかるのが玉に瑕だが、このキーキャップは15日ほどで到着した。
けっこう早かった。
(それでも、Amazonと比較すると、雲泥の差ではある。やっぱりAmazonの配送網ってすごい)
これがAliExpress(アリエク)で買ったPBT樹脂のキーキャップだ。
なぜ、白と黒と両方あるか?というと、両方買ったからだ。
(会社で使用する用に、もう一台メカニカルキーボードを買ったので、黒のキーキャップは、会社用に購入した、これについては別エントリーで紹介したいと思う)
さっそくキーキャプを交換していく。
キーキャップを外すための器具もあるが、実は素手のほうが高速かつキーキャップを傷めずに外すことができる。
コツは、キーキャップの下方向から、親指などで押し上げるように力を入れること。
こうすることで、すんなりとキーキャップは外れてくれる。
元々付いていたABS樹脂のキーキャップを外したところ↓
Home、End、PageUp、PageDownキーは、ほとんど押すことがないので、押し間違い防止のために、青軸のままにしている。
そして、PBT樹脂の新たなキーキャップを取り付ける。
その際、前述した静音化リングも忘れることなく付け替えた。
どうでしょう?
ちょっと高級感が出たんじゃないでしょうか?
では、少し寄ってみましょう。
この、無印良品のような、素朴なボテボテとした質感、素晴らしいですね。
キーキャップの手触りは、ザラザラしていて、指に馴染んで、タイプしやすい。
e元素のキーボードは、Shiftキーの大きさが特殊だったので、Shiftキーは元々のABS樹脂のキーキャップを流用した。
そして、Delete、PageUp、PageDownも、キーの高さが合わなかったので、元々のABS樹脂のキーキャップを流用した。
よーく見ると、異種が混じっていることが分かるが、全く使わないキーなので、タイプ感に違和感はない(そりゃーそうか、使わないキーなのだから)。
そして、見た目的には、何よりも、スペースキーに付いていた、鷹?鷲?のような謎のロゴとおさらばできたことが嬉しい。
Fn機能の印字もなくなり、全体的にあっさりした。
加えて、もう一点、「ダブルショット」キーについてだ。
ダブルショットとは、高級なキーキャップに採られている製法のことだ。
安いキーキャップは、キーキャップに文字を印字するだけなので、摩耗に伴って印字が薄くなり、ついには消えてしまう。
対して、ダブルショット(2色成形)キーは、2色の異なるプラスチックを組み合わせる成形方法で、文字部分とボディー部の素材を異なる色のプラスティックで組み合わせる細かい芸だ。
印字してる訳ではなく、そもそも異なる色のプラスチックを利用するため、摩耗しても文字が消えないというメリットがある。
また、LEDバックライトにより、文字部分が光るキーキャップを作るための製法としても採用されている。
つまり、ダブルショットキー ≒ LEDバックライトに対応 と思っても、良いかもしれない。
(例外はあると思います!)
ダブルショットは、成形が複雑なので、加工な容易なABS樹脂では良く見かける製法だ。
一方で、融点が高いPBT樹脂でダブルショット製法を採るのは技術的に難しく、PBT樹脂のダブルショットキーはめずらしい。
だからこそ、PBT樹脂のダブルショットキーは高価なのである。
AliExpress(アリエク)では、なぜこんなに安くPBT樹脂のダブルショットキーが手に入るのだろう?
PBT樹脂の打鍵音は?
Cherry MX互換赤軸の上に、ABS樹脂キーキャップ→PBT樹脂キーキャップへ交換した後の、打鍵音のレビューだ。
before(ABS樹脂) | after(PBT樹脂) | |
クリック音 | なし | なし |
底打ち音 | トン | ヌン (気持ち音が小さくなった気がする) |
戻り音 | ストッ (高音でカチャカチャ系の音) | トッ (音が小さくなり、低くなった!) |
戻り音が、劇的に改善した。
ABS樹脂は、カチャカチャした感じの高い安っぽい音がして気になっていたが、PBT樹脂に交換したことで、その音が低くなり、トッという感じの戻り音に変わった。
底打ち音も、キーキャップの質量が大きくなったことにより、トンという高い音から、ヌン?という感じの鈍い音に変わった。
そのため、全体的に、打鍵音は下記のような感じに変わった。
ABS樹脂:カチャカチャ
PBT樹脂:スコスコ・コトコト
最高の結果だ。
わずか1300円で、ここまでキーボードに高級感をもたらすことができるとは。
毎日キーボードを叩くのが楽しくなり、論文を書くのが捗るようになった。
(言い忘れてましたが、本業は研究者です)
ちょっとしたことかもしれないが、キーボードがお気に入りのものだと、タイピングが楽しくなる。そのため、何かタイプしようかな?というモチベーションから、論文の執筆が進んだりするものだ。些細なことだが、実はとても大切なことだったりする。
そして、キーボードを改造することで、オリジナル感が出て、そういう意味でも楽しくなる。
安い趣味なので、文字を入力する機会の多い方は、こだわってみてはいかがだろうか?
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