自転車(ピスト、ロードバイク、クロスバイク、BMX等)を青空駐車していると、雨や湿気にやられて、未塗装のネジ(ボルト)やスプロケットなどが錆びてしまう。
買った時はピカピカだったとしても、そして、いくら錆びづらい素材であるステンレスであっても、長年青空駐車していれば、いつかは錆びてしまうのである。悲しい。
ということで、錆びてしまった自転車の部品を復活させてスッキリさせることに成功したので、レポートしたい。
屋外駐車により錆びてしまった自転車パーツ
まずは錆びてしまったパーツ達を紹介しよう。
ステムのネジ
「ステムのネジ」だ。
このネジは錆びづらい素材であるステンレスのはずなんだけど、少し錆びてしまった。
この程度であれば、研磨剤で擦れは、すぐに錆を除去できそうだ。
ステムって、自転車パーツの中でも、カッコイイ部品なので、錆びてしまうと一気に古い自転車のように見えてしまい、もったいないですね。
ボトルケージのネジ
次は、「ボトルケージのネジ」だ。
このネジは鉄かな?ステンレスでここまで猛烈に錆びることは無い気がする(ネジの穴がかなり深く錆びていた)。
これはかなり錆が深いので、新しいネジを買った方が早そうだ。
荷台取り付け用のネジ
お次は、「荷台取り付け用のネジ」だ。
ここも、ボトルケージのネジと同様に、鉄のネジかな?
猛烈に錆びていた。
かなり錆が深いので、新しいステンレスのネジにリプレースすることにしよう。
シートポストのネジ
サドルのシートポストのボルトも錆びてしまっていた。
ここってあまり雨に濡れそうにないのに、こんなところも錆びるんだ!?という感じですね。
チェーンリングのネジ
そして、「チェーンリングのネジ」だ。
これも錆びづらい素材であるステンレスのはずなんだけど、少し錆びてしまった。
この程度であれば、研磨剤で擦れは、すぐに錆を除去できそうだ。
しかし、チェーンリングってすごく見た目的にも大切なパーツなので、錆びているとカッコ悪い。
スプロケットとコグ
これはショック、「スプロケットとコグ」も錆びてしまった。
大事なパーツなので、ここは何としてもキレイにしたい。
ただ、ネジ(ボルト)ではないので、サンポールやハイドロハイターや重曹に浸け置きするということができないので、錆落としがたいへんそうだ。
チェーンの張力を調整するチェーンテンショナーも、ホイールを留めるナットも錆びてしまった。
ブレーキのネジ
錆びることでアルアルなパーツだが「キャリパーブレーキのネジ」も錆びてしまった。
かなりひどい錆びようだ。
錆落としにチャレンジ
スプロケットとコグ
まずは、「スプロケットとコグ」だ。
ここは、サンポールやハイドロハイターや重曹に浸け置きするということができないので、根気強く研磨剤の錆落としを使って、歯ブラシで根気強く擦る。
使用したのは、たまたまホームセンターで安く売っていた「驚異のクリーナー ピカット」というものを使った。
いわゆる、研磨剤が主成分だろう。
この「驚異のクリーナー」を歯ブラシに付けて、ゴシゴシと擦る。
ものの1分〜2分ほど軽く擦るだけで、サッパリとキレイになった。
(これは実演販売できるんじゃないか?ってくらい簡単に落とせた。すごいぞピカット)
やはり、スプロケットとコグが錆びていると、自転車を愛していない感じがする。
愛車のスプロケットとコグはピカピカか、使い込んで油でギトギトでないと、愛車っぽくない。
ステムのネジ
次は、「ステムのネジ」だ。
ステムのネジはステンレス素材だったので、錆も浅かったため、スプロケットと同様に、研磨剤「驚異のクリーナー ピカット」を歯ブラシにつけて、ゴシゴシと磨いた。
すると、これまたものの1分くらいで、こんなにピカピカになった。
チェーンリングのネジ
これは、薄く錆びている程度なので、研磨剤で擦れは、すぐに錆を除去できそうだ。
実際、研磨剤を歯ブラシに付けて擦れば、一瞬で錆を落とすことができた。
一度錆びたということは、今後も錆びる可能性がある訳なので、ここは将来はアルミ素材等のかっこいいボルトにリプレースしたい。
チェーンリング周りは、自転車のルックスに大きく影響するので、こだわりたい。
(チェーンがめちゃくちゃ汚れているのは目を瞑ってくださいませ)
ボトルケージのネジ & 荷台取り付け用のネジ
そして、「チェーンリングのネジ」と「荷台取り付け用のネジ」であるが、これらは元々錆びやすい鉄のネジ(ボルト)が使われていたようなので、そもそもネジを錆びにくいものに交換するのが良さそうだ。
Amazon等で、錆びにくいアルミ製のボルト、チタン製のボルトなどが売られているので、これらのカッコイイボルトを使用しても良い。
私は、ホームセンターに行く機会があったので、M5 150mmのネジ(ステンレス素材)を大量に買い込んでおいた。
ひとまず、このM5 150mmのネジを装着。
やはりピカピカになると、一気に自転車がカッコよくなりますね。
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シートポストのネジ
シートポストのネジ(ボルト)は、M5サイズではなく、M6サイズなので注意が必要だ。
M6サイズの40mmのボルトをホームセンターで購入した。
もちろん、素材はステンレス(錆びづらいので)だ。
上のネジの写真の右側に写っているやつですね。
ブレーキのネジ
ブレーキのネジがたいへんだ。
ネジと書いたが、ネジだけではなく、キャリパーブレーキのアーム部分に未塗装のステンレス部品があり、ここも錆びてしまっている。
そして、かなり錆が深く、少しばかり研磨剤を歯ブラシにに付けて擦ったところでは、錆を落とすことができなかった。
ということで、重曹に浸け置きすることで、化学的に錆を除去することにした。
(重曹に限らず、サンポール、ハイドロハイター、レモン汁などでも錆除去が可能らしい)
私はたまたまキッチンシンクの掃除のために重曹が家にあったので、この重曹を使用することにした。
ボトン!と濃い目に作った重曹液に浸し込む。
ここは男の料理で、ボトンとまるごと漬け込んでやった。
3時間程度重曹に浸け置きすると、かなり錆を落とすことができた。
大部分の錆は除去することができたが、しかし、まだ完全に錆を除去できていない。
(男の料理とか言ったが、結局キャリパーブレーキを分解しました笑)
一度錆びてしまった実績があるので、今後も放っておくといつかきっと錆が再発するだろう。
そういう訳で、根本対処として、ラッカーで塗装してしまうことにした。
キャリパーブレーキをラッカーで塗装して錆予防
たまたま、車のアルミホイールをラッカーで塗装した余りが残っていたので、このラッカースプレーを使用することにした。
(車のホイールの塗装はこちらのエントリーに書きました↓)
マッドブラックはムラになりづらく、キレイに塗装できるのでオススメだ。
まずは、油分を除去するために、キレイキレイなどの食器用中性洗剤で念入りに洗う。
(ここは、シリコンオフを塗布しても良い)
中性洗剤で念入りに洗って脱脂したブレーキパーツを、しっかり乾かす。
(水分は十分に飛ばしたほうが良いです)
ダンボールに、釣り糸などの糸の終端を割り箸で留めて、糸にナット等の部品を通して空中に浮かせることで、塗装が簡単にできる。
ネジは、ダンボールに刺して立てることで、これまた簡単に塗装することができる。
一度に多量をスプレーするのではなく、何回にも分けて薄く塗装を重ねることがポイント。
まずは、一回目の塗装はこんな感じ↓
そして、三回目の塗装後はこんな感じ↓
こんなにキレイに塗装することができた。
マッドブラックのラッカーは、キレイに塗装できるので、素人にぴったりだ。
まるで、既製品かのような美しさではありませんか?
(それは言い過ぎか)
ラッカー塗装は、錆びづらいと商品説明書きに書いてあるとおり、ラッカーで塗装すると錆びない!
これで今後キャリパーブレーキが錆びるのではないかとビクビクする心配が無くなった。
あの錆び錆びだったブレーキキャリパーが、フロントもリアも、まるで新品のように生まれ変わった。
それも、自宅に保管してあったものを使用しただけなので、無料でだ。
錆びづらいラッカーで塗装したので、今後錆びる心配もないのが嬉しい。
ついでに、ブレーキシューを交換
錆取りのついでに、色々とパーツをチェックすると、リアのブレーキシューが、極めて片減りしていることが発覚した。
錆取りは、自転車の不調をチェックする上で、丁度良いにもなる。
リアホイールが、若干傾いていたことが原因のようだ。
今後、ホイールを外すときは気をつけたい。
(先日、リアホイールがパンクした際に、ホイールを外したのだが、急いでいたので、取り付けをあまり注意せずに行ったのが良くなかったようだ)
さっそくAmazonでブレーキシューを発注し、取り付けておいた。
やはり、新品のブレーキシューは、静かだし、キュっと止まりますね。
(せっかくブレーキシューのネジパーツも塗装したのに、さっそく使わないことになりましたが、新しいネジパーツはキラキラしているので、まぁ良いかと自己を納得させることにした)
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