バッテリーランプ(充電警告灯)点灯という悲劇
バッテリーランプ(充電警告灯)は、バッテリーの電圧が低下した時に点灯する警告灯だ。
普段、バッテリーは12V以上を保つのが通常だが、11V程度を下回ると、点灯するらしい。
原因はのほとんどがオルタネーター(発電機)の故障だ。
私の場合、ハリアー350G Lパッケージに乗っており、ちょうど9万kmを超えた時にバッテリーランプが点灯した。
釣りの帰りに、福井県から東京までの500kmの旅の道中、東京まで残り50kmというところで、バッテリーランプが点灯したのだ。
東名高速道路の道中である。
シガーソケットに電圧計を付けているのだが、12.1V→11.9V→…→10.9Vと、バッテリー電圧がみるみる降下した。
この症状は、確実にオルタネーターが発電できていないことを意味していた。
バッテリーランプが点灯した時はどうすれば良い?
バッテリーランプが点灯し、走っていてもバッテリー電圧が回復しない場合は、すぐに停車し、レッカーを呼んだほうが良い。
オルタネーターによる発電に不具合が生じ、発電(給電)ができていないので、バッテリーに蓄えられた残り少ない電力を消費し続けることになる。バッテリー残力が無くなってくると、車を制御する電気系統がSTOPし、最悪の場合エンストする。
道路の真ん中でエンストして停車するなど、例えば高速道路などではたいへん危険だ。
私の場合は、任意保険に100kmまでレッカーが無料のロードサービスが付いていたので、これを利用した。
東名高速道路を走っていた時にバッテリーランプが点灯したので、「頼む、次のパーキングエリアまで電圧よもちこたえてくれ〜」と祈りながら、次のパーキングエリアまで冷や汗を流しながら走り、パーキングでレッカーを呼んだ。
(その時の模様は、下記エントリーに書きました↓)
レッカー移動してもらい、ディーラーで検査してもらうと、案の定オルタネーターの故障という診断結果だった。
オルタネーターの故障と交換
バッテリーランプ点灯の原因は、十中八九オルタネーターの故障が原因だ。
オルタネーターとは、エンジンの回転から回転エネルギーをもらって、コイルに磁場を発生させることで発電する、いわば発電機だ。
最近のオルタネーターは、品質が向上しているので、10年程度、若しくは、20万kmの走行が一般的なオルタネーターの寿命らしい。
(昔は、直流発電機のダイナモと言われていた)
オルタネーターの故障として多いのは、下記2つ。
(1)オルタネーターから異音がする
(2)発電がされない
前述(1)(2)の原因として多いのは以下のとおり
(1)オルタネーターからの異音の原因
→ベアリングの摩耗による回転不順
(2)発電されない原因
→ブラシ(金属接点)の摩耗により、接点が届かなくなる。
(だいたい、ブラシは10万kmで交換が推奨されている)
若しくは、レギュレータの故障、整流器(ダイオード)の故障のいずれかが多い。
オルタネーターの型番を調べて、故障した部品だけを交換しても良い。
ただ、そこそこの距離を走行しているのであれば、付け焼き刃的に修理しても、モグラたたき的に他の部品が故障することもあるので、リビルド品等に交換することをオススメする。
リビルド品(トヨタのディーラーではリンク品という)とは、中古の部品をオーバーホールし、ブラシやベアリング、レギュレータなどを新品に交換し、整備したものを言う。
ディーラー等のリビルド品は、部品メーカーの保証が付いており、ほぼ新品と考えても問題ない品質を持っている。
オルタネーターは、ハリアー350G Lパッケージの場合、新品だと15万円ほど要すると言われた。リビルド品だと7万3千円だった。
私の場合、予防的な交換はできず、バッテリーランプが点灯してしまったので、トヨタのディーラーでリビルド品(リンク品)を交換してもらった。
リビルド品(リンク品)7万3千円、工賃1万8千円の合計9万1千円だった。
交換後のオルタネーターがこちら↓
ちなみに、Amazonなどでも購入することができ、「車種名 オルタネーター リビルド」などで検索すると、ヒットする。
ちなみに、トヨタのディーラーで買うと7万3千円だったが、Amazonでは3万円後半くらいの価格で買うことができる。
オルタネーターの交換が簡単な車は、自分で交換すると、たいへん費用を抑えることができる。
ハリアーの35リットルエンジン(V6エンジン)の場合、オルタネーターの取り外しにラジエータを外す必要があるらしく、けっこう面倒らしい。
まぁ、9万kmでリビルド品に交換したので、もう廃車になるまで交換は無いだろうが。
ついでに、バッテリー交換
オルタネーター故障により、バッテリーをほぼスッカラカンにしてしまった。
車のバッテリーは、スマホのバッテリー等と違い、スッカラカンにしてしまうと、バッテリー性能が格段に落ちてしまう。
バッテリーももう5年選手だったので、交換することにした。
ディーラーで交換すると、モノがそもそも高く、工賃も取られるので、自分で交換した。
交換前は、ACdelco(エーシーデルコ)のバッテリーだ。
アメリカの企業で、確か工場は韓国にあるというもので、60D23L。
5年間特に何の問題も無く動いてくれた。優秀だった。
交換後は、青いパッケージでお馴染みのPanasonic caos 100D23Lだ。
Amazonで1万2千円くらいだった。
交換は、ものの5分くらいで完了。
60→100に大容量化された。
大容量化されたが、重さは17kg→15kgと軽量化された。
技術革新だ。
caosはセールストークに、「音質向上」とあるが、あまりその効果は感じられなかった。気持ち、高音域がきれいになったかな?程度。
エンジンは、「ブルルン」と気持ちよくかかるようになった。
Panasonic (パナソニック) 国産車バッテリー Blue Battery カオス 標準車(充電制御車)用 N-100D23L/C7
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