hueが欲しいけど高い
HomeKit に対応したスマート電球 hue が欲しいんだけど、電球のくせに1つ5,000円くらいのお値段がするし、しかも制御するためには、hue bridge という親機が必要で、これが8,500円くらいのお値段という、なんともラグジュアリーな価格設定だ。
Philips Hueブリッジ |スマートデバイス| 【Amazon Echo、Google Home、Apple HomeKit、LINE対応】92900118...
hue君は、何度となくAmazonの買い物かごに入ったが、結局のところ「費用対効果はあるのか!?」という自問自答に敗れ、買い物が確定されることは無かった。
ふと気付いたのである。
わざわざ hue を買わなくても、同等のことができるのでは!?と。
今回はそのやり方を紹介しようと思う。
リモコン付きLED電球 + IRKit + homebridge (Raspberry Pi)
もうこのタイトルどおりなんだが、
赤外線リモコンを搭載したLED電球が、1,300円で手に入る。
例えばこれだ↓
このリモコン付きLED電球を、IRKit(赤外線リモコンを学習することができるスマートリモコン)で制御してあげ、かつ、IRKit をHomeKit に対応させることが可能な homebridge と連携させてあげれば、
「Hey Siri、電気つけて」
という hue でおなじみのことが、いとも簡単に実現できてしまう。
1,300円というコストでだ。
IRKit を HomeKit に対応させる方法は、こちらの記事に方法を書いたので、参照して欲しい。
さて、満を持して買い物カゴに入れ、買い物を確定した後、一瞬にしてこちらが届いたリモコン付きLED電球だ。
Minger LED RGBWというものだ。
こんな感じの電球だ。
リモコンはビックリするくらい安っぽい。
空気かと思うくらい軽いリモコンだ。
まぁ、リモコンは、IRKit に学習させた後は使わなくなるので、安っぽいものでも問題ない。
IRKit で、赤外線リモコンの信号を読み込む。
まずは、ONボタンを押した時の信号を読み込む。
$ curl -i "http://10.0.1.2/messages" -H "X-Requested-With: curl" HTTP/1.0 200 OK Access-Control-Allow-Origin: * Server: IRKit/2.0.1.0.g1a6210c Content-Type: text/plain {"format":"raw","freq":38,"data":[18031,8755,1150,1150,1150,1037,1150,1150,1150,1150,1150,1037,1150,1150,1150,1150,1150,1150,1150,3228,1150,3228,1150,3228,1150,3228,1150,3228,1150,3228,1150,3228,1150,3228,1150,3228,1150,1150,1150,3228,1150,1150,1150,1150,1150,1150,1150,3228,1150,1150,1150,1150,1150,3228,1150,1150,1150,3228,1150,3228,1150,3228,1150,1150,1150,3228,1150,65535,0,13693,18031,4400,1150,65535,0,65535,0,60108,18031,4400,1150]}
こんな感じだ。
OFFボタンの場合も、同様に学習する。
これを、Raspberry Pi 等上にインストールした homebridge にレシピとして記載する。
$ vi /home/username/.homebridge/config.json
{ "bridge": { "name": "Homebridge", "username": "<MAC_ADDRESS>", "port": 51826, "pin": "031-45-154" #変更推奨 }, "description": "Raspi Homebridge", "accessories": [ { "accessory": "IRKit", "name": "電球", "irkit_host": "<IRKIT_ADDRESS>", "on_form": {"format":"raw","freq":38,"data":[<COMMAND>]}, "off_form": {"format":"raw","freq":38,"data":[<COMMAND>]} } ] }
<COMMAND>には、先程赤外線信号をメモした値を記載する。
これで、「Hey Siri、電球をON」と言えば↓
ピカーっと電気が点灯する。
hue とほぼできることは同じだ!
リモコン付きLED電球の商品説明ページに書いてあるように、色を自在に変更することができるので、ラブホテルのような部屋にできるぞ!
しかも、時間経過とともに、色を変化させることもできる。
ちなみに、この七色に色を変化させる赤外線信号の名前はもちろん「ラブホテル」と名付けた。
「Hey Siri, ラブホテル…」とマイクに告げる日は果たして来るのだろうか。
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