ツイーターを社外製のものに付け替える時って、どこにツイーターを配置するか、悩みますよね?
カロッツェリア TS-T77というツイーターを、下記のエントリーに書かせてもらったように、ダッシュボードの隅に置いているのですが、「運転中に視界に入って邪魔」なんですよね。
オーディオの音って、高音に指向性があるので、高音を奏でるツイーターは、なるべく耳に直接届くように設置した方が、ステレオ感とか臨場感という観点では良いのですが、「運転中に目につく」というのはNGですね。。
ということで、ツイーターの配置場所について考えて、ツイーターのお引っ越しをすることにしました。
ツイーターはどこに設置するのが良い?
ツイーターの設置場所を考察してみたいと思う。みんカラやブログなどを漁っていてよく目にするツイターの設置場所は下表のとおりだ。
設置場所 | 概要 |
ダッシュボードに設置 | ダッシュボードの上に、両面テープなどを使って、ツイーターを設置する方法だ。 これが最もポピュラーな方法のように思う(よく目にする)。 私も、かつてはこの方法を採用していた。 音質的には、おそらくこの方法が最も良いと考えられる。理由は、座っている方向に対して、直線的に、遮るものなくツイーターを設置することができるためだ。 しかし、運転中に視界に入ってしまい、運転の邪魔になるというデメリットがある。 また、両面テープ等で設置するため、古くなると、剥がす時にダッシュボードを傷つけてしまうリスクがある。 また、青空駐車の人は、日焼けにより、ツイーターを設置していた場所が浮き彫りになってしまうこともある。 |
Aピラーに埋め込む | これはDIYが得意な玄人向けの設置方法だ。 Aピラーを外して、Aピラーにドリル等で穴を開けて、ツイーターを固定する方法だ。難易度の高めのDIYが伴う。 音質的には、耳に直接届かせることができる自然な場所にツイーターを設置できるので有利だ。 一方で、車に穴を開ける等の加工をすることになるため、DIYの難易度も高く、純正のAピラーに穴を開けてしまうというハードルもある。 |
ドアの窓付近に設置 | ドアの窓に、ひょこっと両面テープ等で設置している施工例を、たまに目にする。 これは、ドアの中に配線を通す必要があり、DIYの施工難易度も高いので、玄人向けだ。 ドアのスピーカーから分岐して、ツイーターに接続している人もいるようだ。 音質的には、サイドから音が来るような感じになるデメリットがある。 |
純正ツイーターが設置してあった場所に設置 | 車種に依存するが、純正ツイーターが付いている車であれば、その純正ツイーターが存在していた場所に、社外製のツイーターを入れることができる。 音質的には、これは車種に依存するのだが、多くの場合は、視界の邪魔にならないように、ダッシュボードに埋まっている場合があり、ツイーターの音源から直接耳に届かせるのが難しいケースが多く、音質面では他の設置場所と比較して劣る部分がある。 一方で、見た目は最も良いのがメリットだ(当然とも言えるが)。 また、新たに導入する社外製ツイーターが純正ツイーターと全く同じサイズということはあまりないため、加工が必要になる場合が多い。 |
このように分析すると、これまでは音質に拘って、ダッシュボードの上に両面テープで固定していたが、運転している際に視界の邪魔になるデメリットが我慢できなくなってきた。
従って、運転時の視界の邪魔をしない方法は、「純正ツイーターが設置してあった場所に設置」の方法のみとなる。
そのため、この設置方法にトライしてみることにした。
純正ツイーターが設置してあった場所にツイーターを設置する
私のハリアー君は、ダッシュボードの右隅と左隅に、埋まる形で純正スピーカーがいらっしゃる構成となっている。
このカバーをパカっと開けると、ネジ2本で純正ツイーターを留めるようになっている。
(私はすでに社外ツイーターに換装しているので、純正ツイーターはいらっしゃらないですが)
ここに、社外ツイーターを接続することができれば、ツイーターをダッシュボードに埋め込むことができるようになる訳だ。
そこで、考えました。
「このネジ穴にマッチするように、細長い金属の板で、ツイーターを固定する土台を作れば良いのでは?」と。
Amazonを徘徊していると、「キレイに曲がる板」というのが売られているのを発見。
値段も200円程度。
さっそく購入してみることに。
届いたのがこちら↓
材質はステンレスで、厚さは1mm程度。
ペンチで頑張れば、簡単に曲げることができて、加工性もgoodだ。
さっそくペンチで加工して、こんな感じの土台を作成↓
所要時間はものの5分ですね。
この土台に、ネジでツイーターをこんな感じ↓で固定しました。
やっつけ仕事にしては、なかなか良い感じ。
カロッツェリアのツイーターには、大抵の場合、固定するための金具(土台)がついているので、この土台をネジと六角ナットで固定しました。
土台は完成しましたが、残念ながら、純正ツイーターを留めていたネジ穴が太く、この新規に作った金具の土台のネジ穴を拡張する必要が生じた。
そこで、シャーシリーマーという道具を使って、穴の拡張を行った。
金属でも、シャーシリーマーを使えば、簡単に穴を大きくすることができる。
そして、こんなふうに純正ツイーターの住処へ設置↓
「純正なんじゃないか?」と見紛うほどの収まり。
サイズも測らずに、適当に施工した割に、うまくいきました。
音の変化は?
心配していた音の変化ですが、少し高音域のボリューム感は少なくなった感がありますが、ステレオ感や臨場感は思ったほど損なわれませんでした。よかった
高音域のボリューム感が少し減ったので、いつもよりもマスターボリュームを1〜2ほど上げるようになりましたが、それに伴って、低音がカサ増しされて、低音の量感が相対的に増えました。
これは、低音好きの私としては、嬉しい誤算です。
もう純正ツイーターの音を覚えていないのですが、純正位置でも、ツイーターを社外製に換装すれば、良い音になりますね。
材料費は「キレイに曲がる板」2枚分で400円程度で済みました。
運転中に、ツイーターが目に入らなくなったので、快適ドライブとなりました。
また、車の振動で、ツイーターがフロントの窓ガラスにぶつかって、カチカチと音がすることも無くなったので、とても快適になりました。
やっぱり、純正のツイーター位置はいい!
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