背面ボタンの必要性
「背面ボタン」というものをご存知だろうか。
フォートナイトなど高精度かつリアルタイムなエイムを要求されるゲームにおいては、コントローラーのスティックから親指をいかに離さずにプレイをするかが重要になってくる。
スティックから親指を離さずに、重要なボタンを押すことを実現するために、コントローラに外付けで後から背面ボタンをアタッチメントとして追加することができる。
こういうものだ↓
後述するが、背面ボタンのアタッチメントは、純正であれば3000円程度、中華製であれば2000円程度で購入することができる。
なお、純正の背面ボタンアタッチメントはPS4であれば、SONYから販売が終了されており、価格が高騰してしまっている。
さて、背面ボタンの必要性についてだが、PS4 / PS5 については、R1, R2, R3, L1, L2, L3のボタンはスティックから親指を離さずに押すことができる。
PlayStationコントローラ(DualShock)でスティックから親指を離す/離さずに押せるボタン
カテゴリ | ボタン種別 |
スティックから親指を離さずに押せるボタン | R1, R2, R3, L1, L2, L3 |
スティックから親指を離さないと押せないボタン | ×, ○, △, □, 矢印ボタン, スタートボタン |
スティックから親指を離さずに押せるボタンは、R1, R2, R3, L1, L2, L3と6個しかない。
一方で、フォートナイトでとても良く使用する機能は下記だと思う。
カテゴリ | 機能 |
武器使用時 | ジャンプ、しゃがむ(スライディング)、モード切り替え(建築モード)、編集、照準、攻撃、ツルハシの切り替え、次の武器、前の武器 (全10個) |
建築時 | 床ピース、壁ピース、屋根ピース、階段ピース、モード切り替え(武器モード)、編集、ジャンプ、ツルハシ切り替え (全8個) |
編集時 | リセット、選択、ジャンプ、決定、しゃがむ、ツルハシ切り替え (全6個) |
6個じゃ全然足りないのである!
特に、武器使用時と建築時は圧倒的にボタン不足だ。
そういう訳で、背面ボタンがないPAD(コントローラ)を使っている人は、下記のような状態になっていることと思う
- ジャンプ時にスティックから親指を離してジャンプボタンを押し、ジャンプ中にショットガンをエイムするためにスティックに親指を戻して急激にエイム調整をする→急激すぎるので結果当たらない
- 武器を持っている時に敵から撃たれて、慌てて建築をするために、モード切り替え(建築モード)ボタンをスティックから親指を移動させて押して、右親指をスティックに戻して壁を置く方向へ性急に合わせる
- 走りながら編集したいが、一度スティックから指を離して編集モードへ切り替える
こういった無駄な親指移動のために、だいぶ損をしているのだ。
書き始めたらこれらだけではなく、多くの場面で無駄な親指の旅行が発生してしまっていることと思う。これらは無駄なのだ。損なのだ。
(普段はこれに慣れているので、「こんなもんか」と思ってしまうが、いざ背面ボタンを付けてみると無駄だったことがすごく良く分かると思う)
背面ボタンを付けることで、スティックから親指を離さずに押せるボタンを少なくとも2個は増やすことができるので、これらの無駄を少なくすることができるのだ!
さて、では気になる背面ボタンアタッチメントにはどういうものがあるのか紹介していこうと思う。
PlayStationコントローラ向け背面ボタン
まずはSONY純正品から紹介していこうと思う。
DUALSHOCK(R)4 背面ボタンアタッチメント CUHJ-15017 という製品だ。
SONY純正品の定価は確か3000円くらいだったと思う。
しかし、なぜか理由はわからないのだが、2020年頃にSONYによる生産は終了してしまい、販売代理店に流通している在庫分のみとなってしまった。
そのため、価格が高騰してしまっている。
(だいたい4000円〜5000円くらいで売られているように思う)
当然、SONY純正品の方が、耐久性も高く、PS4コントローラへのフィット感が高く、ボタンの打感も気持ち良いのだが、コントローラ本体を購入するような値段にまで高騰しているのはいただけない。
しかし、安心してほしい。
中国4000年の歴史による技術力のおかげで、背面ボタンアタッチメントの類似品を安価に購入することが可能だ。
だいたい2000円くらいの金額で購入することができる。
レビューは後述するが、全く問題なく使用でき、耐久性も問題ない!
中華製 背面ボタンアタッチメントのレビュー
Amazonで上記したPS4用の背面ボタンアタッチメントを購入してみた。
中華製の2000円ほどのものだ。
届いたのがコイツ。
製品自体はしっかりしており、バリなども無く、品質は高い印象。
さっそくDUALSHOCK4のコントローラに装着してみる↓
なんの問題もなく装着完了。
背面はこんな感じになる↓
DUSLSHOCK4にピッタリとフィットする。
フィット感も問題ない。
見た目的には、この丸いボタンっぽいところが背面ボタンか?と誤解を与えるが、これらのボタンは設定用のボタンだ。
実際は、羽のように横にびよーーんと生えている板が背面ボタンだ。
説明書の日本語訳も意味は理解できる程度にまともだ↓
一応、Turbo機能もついているが、フォートナイトでは使用することは無いだろう。
フォートナイトで中華製 背面ボタンアタッチメントを使用した感想
いよいよ実際にフォートナイトで背面ボタンを使用してみた感想について紹介したいと思う。
私は、「左背面ボタンにモード切り替え(建築/武器モード)」、「右背面ボタンにジャンプ」を割り当てた。
背面ボタンを追加したことによるメリット
・ジャンプをしながらのショットガンエイム精度が向上した
ジャンプをする際に、右スティクから親指を離さずにジャンプボタンを押すことができるようになったので、ジャンプ時のエイム移動が小さくゆっくりできるようになった。その結果、エイム精度が驚くほど向上した。背面ボタンを購入して一番変化があったのが、ジャンプエイムの精度だと思う。
・建築/武器モードの切り替えが爆速になった
これまでは、建築モードへの切り替えは、わざわざ右親指をスティクから話して、○ボタンを押しにいっていたが、左背面バタンにすることによって、建築モードへの切り替えが爆速になった。そのおかげで、これまで遠方からアサルトで撃たれた時に、さっと振り返って壁を作る動作が高速になったので、シールド全削り状態→デカポ1個分くらいに減らすことができるようになった。
・縦積みが早くなった(それに伴い、視線がきれいになった)
ジャンプと視線移動を同時にできるので、縦積みがすごくやりやすくなった。視線移動が短縮され、視線がきれいになった。そのおかげで、長時間プレイしても、画面酔いになることもほぼなくなった。
こんな感じで、メリットが多すじゃないですか!という感じになった。
(他にも、横跳びもやりやすくなったように思う)
ただ、デメリットも当然ある。
デメリットの1つは、背面ボタンを付けることによって、コントローラの握り心地が変わるので、それにまずは慣れる必要がある。
慣れるまでは、スティック押し込みをした時に、誤って背面ボタンを押してしまうということも頻発するので、注意が必要だ。
また、ボタン配置を変えるようなものなので、慣れるまでにだいたい2日ほどの時間を要した。2日ほどは頭が混乱してプレイヤースキルがひよこに戻ってしまうので注意が必要だ。
デメリットはこれくらいかな?
個人的には、背面ボタンアタッチメントは、本当に買ってよかったと思っている。むしろ、なぜもっと早く買わなかったんだ!?というくらいだ。
(しょーもないエモート買うお金で、背面ボタンアタッチメントを買っておいた方が良かっただろうに)
背面ボタン付きのコントローラを購入するという選択肢も
今回は、PS4/PS5のコントローラDUALSHOCKに外付けで背面ボタンを追加する方法を紹介したが、始めから背面ボタンがついているコントローラを購入するという手もある。
例えば、スカフコントローラなどだ↓
本格志向な方、お金のある人は、ぜひスカフコントローラを購入しましょう。最高品質です。
他にも、3rd Party製の安いコントローラに背面ボタンがついているものもある。
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