PS4にはBluetoothオーディオ接続機能が無い
PS4(Play Station 4)にはBluetoothオーディオを接続する機能が無い。
SONY純正のBluetoothヘッドフォンを買わせるためなのか、SONYの陰謀なのか分からないが、不便なことである。
PS4に外部オーディオ機器を接続する方法は、下記3パターンある。
(1)コントローラのステレオミニジャックからイヤホン/ヘッドフォンに接続
(2)HDMI端子を分岐してオーディオ出力を取り出す
(3)USB接続のトランスミッターを使ってBluetoothオーディオを接続する
このエントリーでは、「(3)USB接続のトランスミッターを使ってBluetoothオーディオを接続する」のレポートを行いたいと思うが、まずは予備知識として(1)(2)についても簡単に解説しておく。
(1)コントローラのステレオミニジャックからイヤホン/ヘッドフォンに接続
実は、PS4のコントローラには、ステレオミニのイヤホンジャックが付いている。
このPS4コントローラのステレオミニジャックに、イヤホンやヘッドフォンを有線で接続することにより、イヤホン/ヘッドフォンから音を出すことができる。
なお、マイク入力にも対応しているので、マイクを持ったイヤホン/ヘッドフォンを接続することで、ボイスチャットも可能だ。
(2)HDMI端子を分岐してオーディオ出力を取り出す
PS4のHDMI端子からテレビやモニターに映像を出力していると思うが、HDMIにはデジタルオーディオを伝送する機能も有しており、デジタルオーディオ信号が含まれる。
そこで、HDMI端子からデジタルオーディオを分離して抽出する機器を間にかませば、デジタルオーディオ信号を取り出すことができる。(こういうもの↓)
HDMI 音声分離器 光デジタル オーディオ分離 音声 分離 4K*2K@30Hz Toslink SPDIF + 3.5mm (L/R)ステレオ …
この方法だと、PS4のショボいDAC(Digital Analog Converter)を使わず、外部オーディオを機器の高品質なDACを使用できるので、最も音質向上が見込める方法だ。
ただ、光デジタルオーディオ(S/P DIF)をオーディオ機器に入れたりと、多少オーディオ知識は必要になるかもしれない。
(3)USB接続のトランスミッターを使ってBluetoothオーディオを接続する
PS4のUSB端子にオーディオトランスミッターを挿すことで、Bluetoothオーディオ機器を接続する方法だ。
(PS4がUSBオーディオとして認識してくれるためのエミュレート機能を持っており、裏方はBluetoothでBluetoothオーディオに接続する機器=トランスミッターと呼んでいる)
いちばん有名なUSBオーディオトランスミッターはこの Creative BT-W2 だ。一番実績のあるトランスミッターで、マイク入力にも対応しており、ボイスチャットも楽しめる。
Creative BT-W2 メーカー直販 Bluetooth USB オーディオ用低遅延aptX LL対応 PS4対応 HP-BTW2
ただ、4000円を軽く超える値段がするのがネックだ。
お金が無い私は、そういう訳で、このswitch用のUSBトランスミッターを使っている↓。
Gulikit Nintendo Switch Bluetoothオーディオアダプター 低遅延 Switch OLED PS4 Switch lite PC PS5用 ニ…
USB-C端子を持っていることから、「switch用なんだな」という感じだが、PS4対応も謳っており、実際PS4でも使用できる。
PS4で使用する時は、付属のUSB-C→USB-A用のアダプタを使用する。
届いたのがこちら。GuliKitという名前らしい。
本体と、USB-C→USB-Aのアダプタも付属。
こんな感じで、PS4にピタっとはめることができる。
PS4の電源をONにし、USBトランスミッターのAかBのボタンを長押しし、LEDランプが点滅するBluetoothペアリングモードになるまで待つ。
そして、Bluetoothオーディオ機器側も、Bluetoothペアリングモードにすれば、勝手にペアリングが完了する。
私は、小さいけれど高音質で有名な、BOSE SoundLink mini IIを使用することにした。
Bluetoothペアリングが完了した後、PS4で「設定」→「周辺機器」→「オーディオ機器」の設定を開き、「ヘッドフォンの出力:すべての音声」にすれば、Bluetoothオーディオ機器から音が出力される。
PS4の音出力デバイスを固定したい場合は、「出力機器を自動で切り替える」のチェックボックスを外しておくと、音出力デバイスが固定される。
ちなみに、Bluetooth規格のaptX Low Latencyに対応しており、40ms以下のレイテンシ(遅延)を実現しており、遅延の体感はほぼゼロだ。
このUSBトランスミッターは、マイク入力機能は無いが、オーディオ出力用途であれば、遅延も無く、けっこう高音質で満足できる。
やはりゲームはオーディオにこだわった方が、臨場感があり、より楽しくなる。安い出費で実現できるので、オススメかな。
PS5でも利用できる。
PS5くらいになったら、Bluetoothオーディオのプロファイルくらい持っておいてほしいものだ。
ちなみに、これはSwitch用なので、Switchでも問題なく使用できた。
1つ持っておくと何かと便利なので、買っておいて損は無いだろう。
コメント
こういうの探してました。
助かります。
ありがとうございます。