ドライブレコーダーの電源について
今流行のドライブレコーダーだが、配線引き回しが面倒なんですよね。。
なんとかならんのか!?特にリアのドライブレコーダー。
車の後部座席後ろのトランクルームに設置したドライブレコーダーから、助手席のヒューズボックスまで、長々と配線を這わせる…なんて、見た目も悪いし、取り回しも悪いし、困りますよね。
ということで、今回はリアドライブレコーダーの電源を、ドラレコから近いところから電源供給させることができたので、配線引き回しが楽になったというレポをします!
こうすれば、ドライブレコーダーに簡単に電源共有できるんだ!
長々と配線を引き回ししなくていいんだ!
リアワイパーから電源を取る
実は、リアワイパーには、エンジンスタートで12Vが流れてくるアクセサリー電源が来ている。
所謂、ACC電源というやつだ。
リアワイパーはバックドアについているので、リアワイパーから電源が取れれば、バックドアからチューブを介して室内に…という面倒な配線が不要になるのだ。
まず、バックドアの内張りをバリバリと外す。
たいがいの車は、素手でバリバリと内張りを外すことができる。
工具は要らず、必要なのは勇気だ。
内張りを剥がしたバックドアがこちら↓。
オジサンが履くブーメランの水着みたいな形をした三角形のモノが、リアワイパーのモーター部だ。
ここにつながっている、黒いチューブのケーブルが、ワイパーに電源等を供給しているケーブル群となる。ここに目当ての12V ACC電源(アクセサリー電源)がある。
この端子↓(ハーネス)から電源を取る。
手では取れないので、細いペンチなどでハーネスを外すと良い。
ここに、テスターの端子を当てて、12V ACC電源(アクセサリー電源)が来ているか確認する。
なお、なぜか昔から持っているテスターがご臨終していたので、新しくデジタルテスターを新調した。安くなったものだ。ビックリした。
マイナス端子はGND(つまり、バックドアの金属部分のどこか)に当てて、プラス端子をハーネスの端子に当てる。
対象のケーブルは、青・茶・黒の3色のケーブルだった。
「さてどの色が12Vだ!?」「絶対に青色だろ?」とワクワクしながらテスターで測定すると、なんと結果は「黒色が12V ACC電源(アクセサリー電源)」だった。
黒はGNDでしょ普通!と憤慨しそうになったが、テスターで計測してよかった。これは当てずっぽうでは分からない。
※なお、エンジンをスタートしないとACC電源(アクセサリー電源)に電圧は来ないので、エンジンがかかった状態で、計測する必要がある。
さて、黒色がACC電源(アクセサリー電源)と分かったところで、このケーブルから電源の分岐を行う。
ケーブルの皮膜を取って、はんだ付けで配線分岐しても良いのだが、面倒くさい。
そこで、エレクトロタップ(配線コネクター)を使用した。
コイツはすごいぞ!ケーブルを切ることなく、エレクトロタップを挟む(ペンチで押さえつける)だけで、配線の分岐ができる優れものだ。
こんな感じで、エレクトロタップ(配線コネクタ)でかしめる。
エレクトロタップ(配線コネクタ)が皮膜を削り、むき出しになった電線から電気を吸い取るという仕組みだ。
いい感じで、ワイパーの電源から分岐することができた。
なお、↓の写真のように、GNDをバックドアの六角ボルトのところから取得している。
ドラレコのシガーソケット端子に電源を供給しないといけないので、シガーソケットのメスを用意する。
このように、Y字コネクタが付属しているものが楽で良い。
シガーソケットは、車の振動で煩くないように、結束バンドでバックドアに当たらないように固定した。
左の青で囲ったところが、ワイパーのケーブルから電源を盗んだところで、右の青で囲ったところが、シガーソケットを結束バンドで括り付けたところだ。
リアドライブレコーダーへ、USBケーブルで配線する。
この青色の線のところを通した。
(写真は、その過程なので、ケーブルが意味わからないところからハミ出ている)
リアワイパーから電源を取ることで、簡単に配線が可能だった。
ちなみに、ドライブレコーダーは、吸盤でぶら下げるタイプではなくて、こういう↓両面テープで貼り付ける小型タイプの方が良い。
カロッツェリア(パイオニア) ドライブレコーダー VREC-DZ300 207万画素 Full HD WDR/GPS Gセンサー/対角111…
視界の邪魔にならず、安全運転ができるからだ。
ちなみに、今は、リアドラレコに上側のドラレコを、フロントドラレコに下側のドラレコを使っている。
ついでなので、フロントドラレコをどのように配線しているかも紹介しよう。
内張りの中を通しているので、配線隠しが実現できている。
フロントドライブレコーダーの配線隠し
千と千尋の神隠しみたいなタイトルだが、フロントドラレコの配線隠しだ。
この青色で書いたように、配線を中に入れている。
工具は必要なく、素手で内張りをバリバリと浮かせるだけだ。
ここも、難なく青い線に沿って、ケーブルを中に埋めることができた。
汚い写真で恐縮だが、足元まできたケーブルを取り出し、フロアマットの下に通す。
こういう、シガーソケットからUSB端子を延長するケーブルを使用すると、運転席や助手席の下に、ややこしい配線を隠すことができる。
シガーソケット Artilee 運転席&後部座席 車載充電器 12V/24V 4USBポート 急速充電対応 USB充電器 1.5m ブ…
こんな感じで、配線が気にならないようにドライブレコーダーを取り付けることができた。
その後:ヒューズボックスから電源を取る
足元に少しだけ配線が見えてしまうのが気に食わなかったので、助手席側にあるヒューズボックスから電源を取ることにした。
言わば、王道の取り付け方だ。なぜ最初からそうしなかったのかと己を問い詰めたい。
配線はこんな感じにしました↓
ヒューズボックスは、グローブボックスの裏側か、グローブボックスの下のカバーを外すと、たいがいアクセスできる。
(私のハリアー350G Lパッケージは、グローブボックスの下のカバーを外すとアクセスできた)
グローブボックス下のカバーはこんなものだ↓ ツメをマイナスドライバーで引っ掛けると、簡単に外すことができた。
下から上を覗くと、ヒューズボックスとご対面できる。
(もう既に電源取り出しキットが付いてしまっている写真だが↓)
ヒューズボックスカバーに、各ヒューズの用途が書かれている。私は、「PWR OUTLET NO.1」からACC電源を取ることにした。
(IGN電源でも問題ない)
なお、↑の写真は、ACCという名前に騙されて、間違えて「ECU-ACC」から取ろうとしている図なので注意ください。ECUという車の中枢から電源を取るのは危険です。
ヒューズボックスから電源を取り出して、シガーソケット(メス)に変換する便利なキットが売られているので、これを使った。
GNDは、分かりづらいがエアコンの部品的なものが接着されている、ネジから取得した(写真中央の白いところ)
ドライブレコーダーからのUSBケーブルや、シガーソケットなどを結束バンドで束ねて、接続完了。
配線が全く見えなくなって、とてもスッキリした。
コメント
この記事のおかげで同じことをうまく行えました。ありがとうございます。
最近は30ハリアーブログが少なく、
貴重な情報源です。
これを参考にトヨタタンク2020年製を見たら、4Pのコネクタはあるけど3本しか配線が来ていないです。 しかもACCかIGNの線がないのです。 廃止されたのかもしれません。
コメントありがとうございます。
タンクは新しい車なので、私の古いハリアーとはリアワイパー 端子の規格が違うみたいですね。
タンクの配線について情報転がっていないか検索してみましたが、まだ新しい車すぎであまり情報ないですね。
エンジンかけないと通電しないんならアクセサリーではないですよ。あと、リアワイパーのプラスが黒なのはコントロールが普通と逆だからではないでしょうか。